詩 其の弐
□痛み
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僕の心が痛むのは
君があいつと並んでるから
誰にも見せないような笑顔で
あいつに笑いかけているから
もっと早くに気付けたのなら
違う今があったはずなのに
隣にいるのが当たり前
君が想いを伝えたときも
いまいちピンと来なくって
ずっと黙ってやり過ごしてた
突然いなくなったと思えば
君は隣にあいつを連れて
恋人なのと憎らしいくらい
穏やかな顔で教えてくれた
何よりこの恋する痛み
今の僕と同じ気持ちで
君は僕を見てたのだろうか
失ってから気付いた気持ちは
どこへぶつければいいのだろう
僕の心が痛むのは
君が好きだと気が付いたから
どんなに後悔したとしても
届かないと知っているから