オリジナル小説

□未定
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「あーあ。」


真っ白い病室



その窓に沈む





そこに浮かび上がる町の灯



空に月はない





「お祭り始まっちゃった」


「林檎飴食べたかったな」

「皆今頃祭りか」



白い病室の中の白いベット


その中から外を見つめる少女



その瞳は


黒く

儚く

哀しみ 

が映っている




「食べたかったな」


「皆と行きたかったなぁ」

少女は壊れたレコードのようにつぶやいていく
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