二次

□アイク総受け物語
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アイクはいつも通りの朝を迎えた・・・・のはずだったのだが―――――

―――アイク総受け物語―――


「・・・・・・?(喉が・・・・痛いな。風邪か?)」
アイクはしばし考えにふけったが、最終的に頭がぼーっとするだけだったので、頭を一振りし、起きることに決めた。
これがまず、間違いだったことには後々になって気付くのだ。
「あ、アイク。おはよう」
まず最初にアイクに声をかけたのは、アイクの恋人でもあるキルロイだった。
「あ、キルロイ・・。おはよう。」
アイクは、ぼーっとする頭を何とか働かせて返事をするも、病人の手当てをしているキルロイ。
何時もとどこか様子の違うアイクに気付き、自分のオデコをアイクのそれに押し当てた。
「・・・ウワッ!びっくりした。ナ、ナに?」
アイクにしては遅すぎる反応を返してきた、キルロイがアイクの目をじっと見つめると、少し目が潤んでいた。
「アイク。熱が有るみたいだね。」
その言葉に、アイクは元から大きな目をもっと大きくして驚いた様子だった。
「気付いてなかったの?」
さりげなくアイクの体を支えながら優しく尋ねる。
「いゃ、喉が痛いな。とは思ったんだけど。」
熱が出てるとは思わなかった。
と呟いて、またぼーっとし始めてしまっていた。
「(本当にアイクは自分のことには鈍感なんだから・・・・(苦笑))とりあえず、部屋に戻ろう。
そのままにしてたら悪化しちゃうしね。」
そう促して、アイクを部屋に連れ戻したキルロイであった。
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