KANKORE

□*LOVE×FIGHT
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お互い笑顔を保ちながらも火花を散らしあっている。

そんなことを気付かない観海。


「どうしたんですか?金剛ちゃん」
「ソーリー、提督どこかのボクニンジンのせいで怖い思いをさせましたね」
「それを言うなら朴念仁です、貴方のようなおじさんのことです」
「誰がおじさんですか!!」
「流石は大正1桁の生まれの方はお耳が遠いようですね」
「陸奥もそう年は変わらないじゃないデスカ!!日本男子たるものそんなに露出して良いと思ってるのデスか!?」


怒っている金剛対し観海を連れ部屋を出て行こうとする。


「どこに行くんデスカ?話はまだ終わってマセーン!」
「時間の無駄なので失礼します」


冷めた顔で金剛に言った。

そんな陸奥の肩に手を伸ばす金剛。


「何事だ騒がしいぞ!此処は指令室だぞ静かにしろ!」
「「長門」」
「長門ちゃん今帰ってきたんですか〜」


怒りのオーラを纏った長門が仁王立ちしていた。


「あぁ今戻った。提督我が弟迷惑をかけたようだな」
「迷惑ですか?迷惑なんてかけられてませんよ?」
「提督はいつもながら大らかな方だ」


実際は全く気付いていない観海。


「ところで帰還したのなら報告書を貰える?」
「あぁすまない」


長門は陸奥に報告書を渡し然り気無く観海の頭を撫でた。


「長門!提督に気安くさわってるんデスカ!!」
「報告書貰ったから今日はゆっくり休んだら?」
「久しぶりに兄弟水イラーズしたらどうですか?」


長門に帰れと言わんばかりの陸奥と金剛。


「長門ちゃんもご飯一緒にどうですか?」


観海が放った言葉に固まる陸奥と金剛そして顔を赤らめる長門。




 
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