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□Ein Kreuz〜十字架〜
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「見たんですよ!!狼男を!!!」
静まる室内。
しばらくして、吹き出す声が聞こえた。
「っあははははははっ!!!!」
その笑い声に、僕は頬を膨らました。
「笑わないでください。」
「それは無理だ!!あまりに馬鹿げてる。」
「うぅぅ〜…、」
革のソファーに座っている彼は、煙草を灰皿に押しつけた。
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