稲高フリ部!

□おいしいね
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〜部室〜

真「戌亥、お茶」

戌「なんでオレが淹れなあかんねん!」

牧「あ、僕も〜」

戌「はいはーい!」

真「俺のも淹れてこいよ」

戌「だからなんでやねん!」

―――――

戌「おらよ」

真「…何?」

戌「は?だから茶ぁやん」

真「これは茶、って言えるのか」

牧「おいしー」

戌「やろー!そうやろー!」

真「ちょっと、牧野それみせて」

牧「え?普通のお茶だよ?」

戌「オレはマッキーにしか本気ださんねん」

真「ふざけんなてめぇ!」

牧「むふぅ〜」

戌「なんや!オレの茶が飲まれへん言うんか!」

真「飲めるかこんな物体!」

戌「物体て!?液体やアホ!」

真「液体じゃねーよ!明らかに固体だ!」

戌「なんやと!ほんならお前が淹れぇ!」

牧「もんぺのお茶飲んでみたい!」

真「…えぇ…?」

―――――

真「ん」

牧「おー」

戌「…突っ込みどころの無いびみょーなラインやな」

真「うるせ」

牧「おいしいよー?」

戌「悪くないけど良くもないわ」

真「あんだと!?」

戌「オレがマッキーに淹れたやつのが美味いゆうてんねや!」

真「黙れ牧野の召使が!」

戌「召使やない!ペットや!」

真「もっと気持ち悪いっての!」

浅「ちゃおー…って、何ケンカしてんの?」

真「あ、浅井…?お前今日休みじゃなかったのか?」

浅「授業が長引いただけだよ!…で、何のケンカ?」

戌「真田のバカの茶ぁつまんないんや!」

真「バカじゃねーよ!お前のお茶よりマシだ!」

戌「なんやと苗字マン!」

真「うるせえ駄犬!」

浅「あーはいはい!わかったから、お茶ならオレが淹れるから落ち着けって」

―――――

戌「ん…」

真「…さすが」

浅「ったく、つまんねーことでケンカなんてするなよな」

戌「美味いわぁ、浅井淹れるの上手なんやな」

真「そうだな」

浅「マジ!?なんとでも呼べよ!救世主とかヒーローとか!」

真・戌「よっ、雑用!」

浅「ぇえええ!!?」

―――――
あとがき

まさかの浅井でオチつくる。
とりあえずお茶は浅井が淹れないとみんな納得しないみたい。
浅井が学校休んだらどうなるんだろう…。

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