□笑う君が綺麗だから。2
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今日は学校も部活もなく、珍しく1日中暇な日。




暇にした日。






いつもなら必ず友達との約束を交わすところだが、この日は予定があると誘いを断った。










コンビニのビニール袋を振り回しながら、目的の場所へ駆け足をする。




そこは、以前の神社。








「ぉーい。ニャンごろーう。出てこーい。」


適当な名前で猫達を呼んでみるが、何かが動く気配もない。




「…何だよ。餌ねえと出てこねーのか?」


文句を言いながらも、持っていたビニール袋からミルクと缶詰を出した。




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