お話

□だから好きだと言って
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太陽に笑う君が好きでした…
…さよなら私の大好きな梓衣(しい)

愛羅「別れよう梓衣」

それは子供の頃からの習慣だった
大切なものをつくらないという事
大好きなものをつくらないという事
だってもしも失ってしまったら
とてもとても辛いでしょ?とてもとても悲しいでしょ
凄く凄く痛いから
『だからもう傷つくことはやめました』大丈夫感情をコントロールするのはそんなに難しいことではないから

梓衣「……え?何…?」

簡単なシステム
単調な繰り返し
私の習慣
大切なものになる前に…捨てました
大好きな人になる前に手放しました

二度と傷つかないように……

私は梓衣の顔を見てもう一度答えた

愛羅「別れようって言った」

梓衣はとてもビックリした顔で口を開いた

梓衣「なっなに言ってんだよ急に真顔で言うから一瞬本気にしちゃったじゃん」愛羅「………」
梓衣「全然笑えないって今の冗談」
愛羅「…梓衣」
梓衣が愛羅の肩をつかんだ
そして梓衣も真顔で梓衣「冗談だろ?」
愛羅は梓衣の真面目な顔にビックリした
愛羅「……梓……衣…」

私はその時に思った
大切になる前に捨てなくちゃ
大好きになる前に手放さなくちゃ
『なる前に』
太陽のように笑うあなたが大好きです
愛羅「ーうん冗談」私は梓衣に笑っていった

梓衣はその言葉を聞いて笑っていった
梓衣「だろ〜」
ごめんね
梓衣「あービックリしたぜ」
もう手遅れだったごめんね梓衣
愛羅「もう行こうか」
弱虫の私を
梓衣「ほんとか」
許してください
梓衣「よーし今日家こいよ」
愛羅「勉強しようね」
梓衣「おうする勉強もする」
そう言って梓衣は愛羅にキスをした

大切な大切な 私の梓衣

梓衣「好きだよ--- よし早く行くぞ」
愛羅はそのちょっとの間に思った

あなたをなくさないために 私はなにをしたらいいですか…
梓衣「早くこいよ 愛羅」

大好きな大好きな私の梓衣
もうあなたなしでは息もできない

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