一生懸命
□第四旋風!
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「あ・・・、桜ちゃんや。なぁ跡部?」
「だったらなんだ」
分からんの?と聞く忍足
彼はこの氷帝学園男子テニス部の天才と呼ばれる
対して、そっけなく返すは同じ男子テニス部の200人の部員の頂点に立った部長跡部
このペアはレギュラー内でも(色んな意味で)怖いことで有名
最近の彼らの話題の中心は新マネの桜についてだ
忍足に至っては興味津々
跡部は素っ気無く、あまり興味あるようには見えないが
「そら俺やって、最初からやないわ。可愛いとは言えへんしな?」
「そうだな」
桜の容姿は、美しい、可愛いと言う言葉は使いにくい
ブスではないが、綺麗でもない
至って普通の顔なのだ
まぁ、それもこれも可笑しな眼鏡のせいなのだが
「珍しく、性格を好きになった。本気や」
「そーかよ」
「性格読めへんやっちゃ」
忍足はつまらなそうに跡部の許を離れる
「忍足」
「あ?」
跡部は、忍足を呼び止める
「俺は・・・」
彼なりの
「あいつのこと渡す気ねぇぞ」
宣戦布告
(俺かて、渡さへんわ)
(いい度胸だな。かかってこいよ)