06/28の日記

09:02
シン逆行トリップ1
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………んっ


━━━━━くん


何か、声が……


シン━━━くん!



誰だぁ…?


「シン・アスカ!!?」


「はっ、はいッ!!……………って」

(何だぁ、このガキどもは?)



******

俺はシン・アスカ。

今は何か夢があるわけでもなく、やりたい事もない。

何となく大学に通っている普通の学生━━━だった筈だ!!!

(何だ、何だ、この状況は!!?)


周りにあるのは小さな机に小さな椅子、そしてそれに据わる小さな子供たち。

そこはどう見ても━━“小学校”


(俺は別に職業体験願い何て提出してなかった筈だ!しかも何で教員になんて…)

混乱している俺に対してこのクラスの担任らしき女性は深々と溜め息をついた。

「こんな小さな頃から居眠りなんぞしていたら、将来録な大人にならんぞ。以後気をつけろ」

「…すみません」

俺が素直に謝ると先生は直ぐに教壇に帰って授業を続けた。


「シンくん、シンくん」

「ん?」

俺にしか聞こえない程の小さな声で俺を呼んだのは隣に据わっていた女の子。

「ごめんね…僕がもっと早くシンくんを起こしてたら、バジルール先生に怒られなかったのに…」

しゅん、とまるで自分の事のように謝ってくれる少女。


もうちょこっと
続きます→

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