07/23の日記
07:01
コナンがヴェスペリアの世界に!@
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突然、コナン(新一)inテイルズオブヴェスペリア小説が無性に読みたくなって、探したけれど見つからず…
こうなりゃあ、もう自分で書くしかない!と勢いだけでやってしまいました。f^=^;
コナンくんがヴェスペリア世界に飛ばされた所から始まります。
ドスン!!?
「痛ってぇえええ!!!」
いきなり強い衝撃が頭部を襲った。
それはいつも幼馴染みの父親が自分に向けて無遠慮にぶつけてくる拳より何十倍もの威力を持っていた。
…だが、これは少し違うような気がした。
殴られたというよりもむしろこれは━━…
痛みで涙目になりながらも新一は辺りを見回した。
心地好い風が頬を優しく撫でて行き、その風に揺られた野原の草がカサカサと音を奏でていた。
「………」
のどかな景色を前に新一は何度も瞬きを繰り返す。
そして再度目の前の光景を凝視した後、冷静に今までの事、この有り得ない状態を整理すべく顎に手をあて考え始めた。
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自分はこの日、暇を持て余していたので久しぶりに自宅の書斎で小説を読みあさっていた筈なのだ。
もし誰かがこっそり家に侵入して本に夢中になっている自分の背後から薬品を嗅がせて拉致し、この場所に連れて来たとしたら少しはこの状態も納得するのだが……。
生憎と自分はそこまで人の気配に疎くはない。
良いのか悪いのか、これもあの組織と関わった賜物だ。
それにさっきの頭部への痛みは殴られたというより自分から地面に衝突したと言った方が正しい気がする。
いや、実際そうなのだろう。
「……」
この問いに一つだけ答えが浮かんだが、あまりにも非現実過ぎるので直ぐに却下した。
そんなことが起これば世の中の事件の殆どが迷宮入りになってしまう。
現実的な自分らしくない答えだったと軽く頭を振って終わらせる。
こんなメルヘンチックな思考を自分がしたと知ったら、あの同じ境遇の少女に鼻で笑われるのは間違いないだろう。
『名探偵さんの脳内にも以外にロマンティックな所があったのね』
━━とかなんとか言って馬鹿に…
ガサっ!
「っ!!?」
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