02/08の日記

17:10
ミーア様とラクスさん
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・ラクス様がミーア様に!
・クライン派ではなくキャンベル派で。
・ラクスは少し裕福な家のお嬢さん、ミーアは原作の歌姫ラクス・クライン設定カリスマは……です。
・ミーアの性格はそのまま、色々捏造!

アスランが議長にセイバーを君に〜〜なんたらでホテルで初対面からです。






暫くプラントに滞在する予定で予約して貰っていたホテルに向かい入り口をくぐると聞き慣れた声にアスランは思わず顔を上げる。

落ち着いた足取りでこちらに来るピンクの髪に綺麗なブルーの瞳、整った顔立ち、涼やかな声の人物はまさに数日前まで会っていた元婚約者で友人のミーア・キャンベルその物だった。

「ぁの…、君…」

戸惑いを隠せず、しどろもどろに訪ねる俺に彼女は優しく微笑み口を開く。

「初めまして、アスラン様。わたくしはラクス・クラインですわ」

おっとり、ゆったり話すミーアそっくりの少女━━ラクス。

どうやら性格は彼女とは少し違うらしい。

「アスラン様、もし御夕食がまだでしたらこの後ご一緒にいかがですか?」

「……ハァ」

自然と溜め息が出る。
いままでずっと張りつめていた緊張の糸が切れたのかもしれない。

この少女の━━ミーアと同じ声がそうさせるのだろうか。

今更ながら議長の…少女、ラクス・クラインのやった事が滑稽に思えて、
俺は何も答えず彼女の横を通り過ぎた。

「あらあら、アスラン様はミーア様の婚約者ではなかったのですか?」

「は…?」

突然何を言い出すんだとばかりに振り返れば、ラクスの後ろからピンクの球体がアカンデェー!アカンデェー!と妙な言葉を発しながら俺や彼女の周りをピョンピョン跳ね回りだした。

これはひょっとしなくても……。

「そうですわねぇ ピンクちゃん。婚約者をホテルのロビーに置き去りにしてはいけませんわね」

《テヤンデイ!》

…間違いなくハロだ。
アスランがミーアに贈ったペットロボット。違うのは色と言葉ぐらいか。

《ミトメタクナイ!》

ミーアに贈ったハロにはこんな言葉は登録してなかったと思うのだが…ι

「皆さまがこちらの様子を窺っていらっしゃいますわ。どうかこの場はわたくしの顔を立てては下さいませんでしょうか?」

辺りを見れば、手の空いたホテルマンやソファーに据わっている宿泊客がチラチラと横目で俺達の様子を気にしている。

「アスラン、レストランまでエスコートして頂けますか」

俺はこの場から逃げ出す為にも彼女の手を拒むことが出来なかった。



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