NOVEL

□sugar&bitter
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恋、は、別に初めてって訳じゃなかった。

だけど…こんなに、アノ子が欲しかったり、ヤキモチをやいたりするなんてのは初めてだった。



「おいでビュティ。」
「うんっ」

ソフトンさんは、いつも当然の様にビュティを独占する。
手を繋いだり、腰に手をまわしたり、抱き締めたり。
ボーボボさん達周りも、兄妹2人のそういう関係を理解していて、何も言わない。
俺も最初はそうだった。

だけど最近、そんな2人に…、そんなにビュティを独占するソフトンさんに、嫉妬を覚えた。

俺の中で、革命的に何かが変わってる。


「なぁビュティ-!!今日の夕飯はなんだぁ?!」
「首領パッチ君は何食べたい??」
「んーっとなぁっ…
「肉だな。肉。ビュティ、今日は肉をメインでコッテリ系を頼む。」
「おい-!!ボーボボ!!おめー勝手に決めんなぁ-!!」
「わかった」
「勝手にわかるなぁ-!!」

ボーボボさん達も相変わらず。
嫉妬ばっかりしてる俺だけど、ボーボボさん達がビュティに絡んで馬鹿するのを見るのは密かに好きだった。
ビュティが、自然体でキャッキャとはしゃぐから。

俺がビュティを自然体で笑わせてる所を妄想すると、どうしようもなく甘い気持ちになる。どうしようもなくビュティを欲しくなってしまう。



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