NOVEL
□GOLD
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「…破天荒さんの髪の毛…何かスゴく綺麗…。」
「あ?」
突然、ビュティがそんなコトを口走る。
「ほら、ん〜と…アレ…。ぁ!猫の毛みたい!」
「…ぁあ?」
俺は顔を少ししかめたら、ビュティは焦ってフォローしだした。
「ほら!猫の毛って!光にあたると1本1本がホント金色で綺麗じゃない!破天荒さんの髪の毛も…」
「〜あのなぁ、男が猫みてぇだとか言われて喜ぶと思ってんのか」
「別に猫みたぃとは…。髪の毛が…」
「どっちでも良いけど、これは染めてんだよ」
「ぇ!そぅなんだぁ!」
「ったりめーだろ」
初めは何故かビュティに対して乱暴になっちまう自分のこの言葉使いに悩んだが、ビュティはなんら気にするコトなくいつもケロッとして話しかけてくれるんで、俺はそんなビュティに甘えている。
「へぇ〜…」
「…お前のは地毛なんだろ?そのピンク。」
「うん」
「ソフトンも似たような色だしな。やっぱ兄妹か。」
「…私も染めよっかなぁ」
「は?」
何言ってんだコイツ。