NOVEL

□GOLD
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「私、金パツって密かに憧れなんだよねぇ」

そういうとビュティは、キラキラした目で俺の髪を眺めた。

ー…金パツのビュティ…。
まぁ…、確かに似合わないでも無いんだろうが。

……けど。

「お前はピンクのままで良いだろ」

「ー…どぉして?」

「どぉしても。」
俺は多分、ピンクのままのビュティがイイんだ。

「…そ。じゃぁ止めょっかな。」
そういうとビュティは俺の隣に座った。

「金色は破天荒さんの色だもんね」
「…………」
「私、破天荒さんの金パツ…、好き」

ー…な…、なんだ、髪かよ。
落ち着け、俺。
何動揺してんだ。こんなガキに。

「どしたの破天荒さん?」
「な、なんでもねぇよ」


━…ぶっちゃけ、こんな会話する2、3日前ぐらいに、俺は茶髪にしよぅとか考えてた。

…けど、まぁ…ビュティが金パツ好きだってんなら、もう少し金パツでいてやってもイイかな━…みてぇな。


それだけのコトだけどよ。






*fin*
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