NOVEL
□GOLD
2ページ/2ページ
「私、金パツって密かに憧れなんだよねぇ」
そういうとビュティは、キラキラした目で俺の髪を眺めた。
ー…金パツのビュティ…。
まぁ…、確かに似合わないでも無いんだろうが。
……けど。
「お前はピンクのままで良いだろ」
「ー…どぉして?」
「どぉしても。」
俺は多分、ピンクのままのビュティがイイんだ。
「…そ。じゃぁ止めょっかな。」
そういうとビュティは俺の隣に座った。
「金色は破天荒さんの色だもんね」
「…………」
「私、破天荒さんの金パツ…、好き」
ー…な…、なんだ、髪かよ。
落ち着け、俺。
何動揺してんだ。こんなガキに。
「どしたの破天荒さん?」
「な、なんでもねぇよ」
━…ぶっちゃけ、こんな会話する2、3日前ぐらいに、俺は茶髪にしよぅとか考えてた。
…けど、まぁ…ビュティが金パツ好きだってんなら、もう少し金パツでいてやってもイイかな━…みてぇな。
それだけのコトだけどよ。
*fin*