NOVEL
□Rain
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「ん…っつ…………」
やがてビュティが苦しそうに俺の胸を叩いた。
俺は名残惜しげに唇を離してやった。
「っ…ハァ…ハァ長いよ…」
「ごめん…つい、久しぶりで……」
そう言いながらも、お互いに絡まった視線は離れなくて、再び唇を合わせた。
チュ、 チュ…
今度は啄む様なキス。
何度も何度も。
そして舌でビュティの唇をこじ開けると、俺は口内を侵す。
「ふぅッ………!…」
強い雨脚が、俺達のたてる淫らな音を隠す。
俺はビュティの柔らかな胸にそっと触れた。
「!んっ…ハァっ…へっく…」
ビュティの身体は一瞬強張ったが、俺がもう一方の手で、優しくその赤い頬に触れた。彼女はそっと、その蒼い目を閉じて、身体を俺に預けた。
俺の心臓は爆発寸前で、夢にまで見たこのシチュエーションは、ただただ、内の俺を鼓舞させた。
―…いっちゃっていいんですか?
俺は衝動のまま、唇をビュティの真っ白な首筋へと降らせた。
「っつ―…ぁ……」
「ハァ…ハァ…ビュティ……」
「へっくん……好き」
「…俺もだよ、……愛してる」
そして俺は、ビュティの可愛い乳房を隠す洋服を、一気にたくし上げた―…
ら。
『ビュティ―!!!!』
『どこだビュティ―!!!!』
ボーボボさん達の呼ぶ声。
豪雨の中でも突き抜ける様な大声で。
勿論俺達はそこで凍りついた。
………あれ?
コレってほんと…
お約束?
そしてビュティは焦って服を直すと、赤らめている頬をペチペチと叩いた。
流石に恥ずかしくて、俺達は目を合わすことが出来なかった。
「ボーボボ―!!こっちだよ―!!」
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