NOVEL
□イケナイ太陽
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「―………」
「ビュ…っビュティ!大丈夫か…?!!」
ボーボボとソフトン、ヘッポコ丸に破天荒が、焦って駆け寄った。
田楽マンはいち早くビュティの膝元についていた。
「―……つめたくて気持ちいい…」
ビュティが発したのはその一言だった。
* * * * *
「おい、首領パッチ。ビュティは大丈夫なのか?」
ヘッポコ丸は海パンに着替え、砂浜で脳天気に砂の城を制作している首領パッチと天の助に尋ねた。
「ビュティならソフトンがずっと付いてたぜ?心配することねーって」
「そうそう〜。葬式費用は身内のソフトン持ちだからな」
「何の心配だよ?!!ぶっ殺すぞっ!!!」
「本当に。私は死んでなんかないし。」
「!!!」
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3人がその声に驚いて振り向くと、そこには頬を膨らませたビュティが居た。
それも、ただ立っていたのでは無い。
ビュティは水着を着ていた。
赤と白のボーダーで、ショーツには可愛らしくアクセントでリボンが付いている、流行に沿ったもの。
それも、とてもビュティに似合っていた。
まだ少しばかり不調気味なビュティも、この元気色によって、明るく見えた。
「…ビュティ…」
「……似合う?」
心臓が跳ね上がった。
隙をつかれたのか、愛くるしいビュティの水着姿、予想外にグラマラスなビュティの身体は、3人を見事に射抜いた。
未だ純粋な青少年のヘッポコ丸は、鼻血を出し、呆気なく倒れてしまった。
「?!!ちょっ…へっ君?!どうしたの?!大丈夫?!っ…へっ君も熱中症?!!」
「あ〜、ヘッポコ丸なら心配すること無い。その辺に埋めておこう」
「ボーボボ」
「泳ぐぞ。ビュティ。」
「!うんっ…!」
ボーボボは、その愛らしい少女を肩に乗せた。
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