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□◆Chinese redbud◆
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昨日の夜、芥川が家に泊まった。

今日と明日はお互い休みだし、ちょっと遠出して朝から遊園地に遊びに行こうって約束をしてたんだけど……



「なぁ〜丸井くーん、遊園地行かねぇの〜?」



休日の朝の光景。

いつもとは少し違和感のある光景。


ベットの上で布団をおもいっきりかけ寝ている俺に、それを必死で起こそうとしている芥川。

いつもなら逆の光景なのに、昨日の放課後練習で半端なく扱かれた俺はもの凄く疲れていた。
昨日も芥川と一緒に夜の9時には寝たはずなのに、とにかく眠くてしょーがない。

人間やっぱ疲れてる時は休息が必要なんだねぇと変に納得し、心地いいこの布団空間から離れられないでいる。


一方、昨日練習中もほぼ寝ていたであろう芥川は遊園地という餌が目の前にあるせいか朝から元気だ。



「丸井くーん、起きてよ〜。遊園地に行けなくなっちまうよー?」


ユサユサと布団ごしに揺すられるも、今の俺はそんなことじゃ起きるわけもなく。


「んーー芥川一人で行って来いよ。俺は眠ぃから無理。」

「A〜〜〜!!一人で行くんなら意味ないじゃんかよー!いつも俺のことは無理矢理起こすくせに〜〜!」


まぁ、確かに普段俺が芥川を起こす時は布団を引っぺ返し、上にのしかかり、頬を横に引っ張り、結構無理矢理起こしてますが。

だって、俺が起きてんのに芥川が寝てるって寂しいじゃんかよ!
それにコイツ、こんだけしても起きない時は起きねぇし。



「お前こそ普段ならもうちょっと一緒寝よ〜〜とか言ってくるくせに。また寝れば?」

「今日はもう遊園地に行く気満々な気分だから眠くないんだよーー。」



遊園地行こう行こうと、駄々っ子か!うちのチビ達か!と、中3にしては幼い、煩い芥川の様子に突っ込みたい感じだが、コイツの場合は俺を無理矢理叩いて起こすなんてことをするわけはなく、布団を頭まで被り煩い声をシャットダウンした。



しかし、俺は芥川をなめていたと思い知る事になる。

諦めたのか静かになった芥川に、俺は安心して眠りにつこうとした矢先、芥川が俺の布団の中に潜り込んできたのだ。





●Chinese redbud●





布団に潜り込んだ芥川は潜り込んだやいなや俺がパジャマ代わりにしているハーパンとトランクスを一気に下へと下ろす。

そして萎えている俺の自身を取り出すと、あろうことか突然それを口に含んだ。



「ちょっ!!芥川!?」


その行動に驚き慌てて上半身を起こすも、芥川からの返事はない。

ならば無理矢理引きはがそうとしたが、それも出来なかった。



(やべぇ………)



引きはがそうとしたものの、芥川の咥内の温かさと吸い込むような動きに背中がゾクリとし身体の体温が一気に上昇する。

こんな状態で引きはがしちまったら勿体ない!
そんな考えが頭を過ぎってしまった。


反応し硬度が出てきたモノを、芥川は吸いながら口を上下に動かし刺激する。
その間、頭の先の部分の割れ目を突いたり、裏筋を舐めたり、舌も絶えず動いていた。



(やべぇ……超気持ちええ……)



元々やり方は俺が教えたとはいえ、上達しすぎだろぃ!
しかも不意打ちだから更にヤバイ。
快感が来ることを予知していなかった分、いつもより簡単に追い詰められていく。



休日の朝。

まだ窓の外も静かだ。
家族も起きてきていないようで家の中も静まり返っている。


そんな静かな部屋の中、聞こえるのはピチャピチャという水音と、俺の口から漏れる吐息、そして苦しそうな芥川の鼻にかかった声のみ。


こんな状況も更に俺を追い詰める一つの要因になるわけで。

自分でもはっきりとわかるくらい熱を持ってしまった自身は、もはや弾けるのも時間の問題で。
口に含みきれなくなってきた部分を芥川は手も使い上下に扱き始め、それにあっという間にヤラれてしまった。



「…………はっ……。」


ビクンと痙攣する自分の身体。
途端に収まっていく熱。


熱が冷めたと同時に布団の中からゴクリと音がし芥川が中から出てきた。




「どぉ?起きれたっしょ?」


今や目が覚めた俺に向かい、芥川はニコリと笑みを向けてくる。

俺はそんな芥川に顔を近づけ、唇を重ねた。
もちろんただ重ねただけじゃなく、舌入りで。



「お前の口ん中変な味がする……。」

「丸井くんの味だよ〜。」


そう言う芥川の口元には今だ白く濁った液体がついている。


「まだ口の横んとこついてる。折角俺が出したんだから全部飲めよ。」

「うん、そだねー。勿体ないもんね〜。」


何が勿体ないんだかはよくわかんないけど、口元についた俺の精液を指で掬い舐め取る芥川を見て、またしても下がった熱が上がった気がした。



「じゃあ、丸井くんも起きたし!早速遊園地行こうぜ!!」

「ん?何言ってんの?」

「え?」



確かにさっきまであんなに眠かったのに目は覚めた。

今出ればお目当ての遊園地にも遊ぶ時間含めて充分に間に合う。



でも、目覚めたのは頭だけじゃないんだよねぃ。




ベットの上に腰をおろしていた芥川を押し倒し、組み敷く。
途端に瞳が揺れたのがわかった。



「……え?丸井…くん?遊園地は?」

「却下。お前が俺の性欲まで目覚めさせたのが悪いんだろぃ。」

「ぅええええええ!!??疲れてたんっしょ!?」

「それとこれとは別問題だっつーの。」


まぁ疲れた時にヤリたくなるっつーのもあるしなぁ〜。
どーせ遊園地に行ったって疲れるわけだし。




当然その日は遊園地へ行くわけもなく、一日中俺の部屋に篭り、翌日は芥川の方が起きれなくなるのだった。






【END】



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