basara

□王様ゲーム
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「という事で、王様だーれだっ」

今私達は、放課後集まってゲーム大会をしている。

メンバーは私、三成、政宗、幸村、元就、元親、佐助、慶次、家康、かすが、市ちゃんの計11人。

なぜこんなことになったかというと…まあ、全員暇人だからだ。

教室を占拠して各自割り箸を取る。

「お、ラッキー。王様だ」
「慶次、貴様…変なことさせたら容赦しないからな!」
「大丈夫大丈夫、まぁ見てなってかすがちゃん」

どうやら王様はお祭り大好き男、慶次らしい。
本当に大丈夫なのかな?

「んー…じゃー…」

その場の全員が息を飲む。

「4番と7番の子がちゅー!」

全ッ然大丈夫じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

「破廉恥!」

吹き出すこと噴水の如く鼻血をだす幸村

「な、ななな何が大丈夫なのさ!旦那もう再起不能になるところだったよ!?」
「HA!そんなのななしと俺にピッタリの命令じゃねーか」
「貴様ななしを愚弄するのか!」

早速始まった抗議の嵐。

「えと…とりあえず、皆何番?」

という私の一言で現実に引き戻される皆。
各自自分の割り箸を見る。

何だか三成が家康の事を物凄い勢いで睨んでる。何か警戒してるような。

あ、三成4番なのか。
三成の握りしめている割り箸から4の文字が顔をだす。なるほど、確かに男同士は嫌だよね、キス。

だから家康が7じゃないか警戒しているのか。

「さてさて、4番7番は誰だい?」
「………私だ」
「お、あんたが4番か。じゃあ7番は誰だい?」

そうそう、凄く気になる

三成とキスするのって誰かな。かすが?市ちゃん?
2人とも可愛いからなあ

そう思いながら自分がまだ番号を確認していないのをふと思い出した。

そういえば私、何番だろうと思いながら割り箸を見、と、あれ?、と

私の割り箸に書かれている数字は

「7、番…?」



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