basara

□鬼ごっこ
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…え?
嘘、こっち向かって走ってきた。

ていうか、何で元就じゃなくて私なのさ!

ほらオクラがボタボタこぼれてる!
ネバネバしてる!

「Ha!
ななしをお前なんかに渡してたまるかよ」

「待て待て落ち着けまずはその格好をどうにかしろ!」

(ネバネバに捕まったら今日1日私までネバネバで過ごさなきゃいけなくなる…!
しかも元就まで走ってこっち来てるし…こうなったら…
逃げるが勝ち!)

私は走った

平和と自分の身を守るために

途中で躓いたりしたけど
かすがが助けてくれた。

ありがとう、かすが。

こういう時ってさり気ない事でもじーんとくるよね。

やっとのことで学校に着いた私達。

校門でお出迎えしてくれたのは学年。いや、学園一の熱血生徒真田幸村。

それとその友達の猿飛佐助。

「ななし殿!

それにかすが殿、おはようでござる!」

「お。ななしとかずがじゃん、おはよ。
どうしたのさ、そんなに急いで」

良くぞ聞いてくれました佐助君。

追われてるんです助けてください。

…そうだ、この2人なら
私を助けてくれるんじゃないか?

そう考えてる間にも後ろの2人がものすごいスピードで走ってくる。

くどいようだが1人はネバネバだ。

意を決して私は2人に助けを求めた。


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