短編

□そうだ、ファミレスヘ行こう!
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そうだ、ファミレスへ行こう!
(甘、ギャグ)








数時間前にファミレスへ行くと決まってからまだまだ時間があったから屋上で俺たちは戦っていた





「ボォース、時間だぜ」


「もうそんな時間か?じゃあ腹も減ったし行くか!」




「……」

「恭弥?」

「…これ」



「あ、わりぃわりぃ今とってやっからな」




戦っていたというよりオレたちは話をしていた…


何故なら戦いはじめて10分程でオレが痛くない程度に鞭で動けないようにしたからだ。
なので恭弥は今鞭でグルグル巻きにされて動けない状態だった…、恭弥曰く『別に負けた訳じゃないから勘違いしないでよね!』、と

今日もツンデレ絶好調だなw



え?部下がいなかったらへなちょこじゃないのかって?

最近恭弥の前では少しへなちょこじゃなくなったみたいなんだ!





「うし、取れた。じゃあ行くか!」



手を繋ごうとしたらトンファーを一撃お見舞いされて恭弥は一人でスタスタと歩いていった

















「お待ちしておりましたディーノ様、お好きなお席にお座りください。」

「あぁ!ありがとな!」

「ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」





「恭弥なに食うか決まったか?」

「…これ…と、これも」


と、雲雀はハンバーグセットと抹茶パフェを指差した



やばい…可愛すぎる…口に出さず指差すところもまた可愛い!


「あなたは…?」

「恭弥は他に何か食いたいもんねぇのか?」

「…この和食セットも食べたいけどこんなに食べられないから…」



なんでいちいちこんなに可愛いんだよ…!



「じゃあ俺は和食セットでいいぜ!」


「あなた、食べたい物があるから来たかったんじゃないの?」

「俺は恭弥が喜んでくれるんならそれで満足だから♪」


「ふぅん…」





「ご注文はお決まりでしょうか?」

「ドリンクバー2つとハンバーグセットと和食セットと抹茶パフェとショートケーキで」


「…はい、以上でよろしいですか?」

「は「まって、」


「…恭弥?」



「このミックスピザ追加で」

「かしこまりました。ではご注文内容を確認させていただきます。
ドリンクバーをお2つ、ハンバーグセットお1つ、和食セットお1つ、抹茶パフェお1つ、ショートケーキお1つでよろしいですか?」

「うん」

「デザートは食後でよろしいですか?」

「いいよ」

「ではしばらくお待ちください」



「き、恭弥…」

「…何」

「オレの為に…」

「ち…違うから、勘違いしないでよね!ただ僕が食べたかっただけなんだからね…あなたには一口もあげないから!」


うわぁ…なんなんだ…この可愛い生き物は!あ、ヤベェ…鼻血出そう



「の…飲み物とってくるっ!」

「じゃオレも♪」

「ついてくるな!馬鹿馬!」


耳まで真っ赤にして…
可愛すぎるだろ!




しょうがなくディーノが一人で待っているとしばらくして雲雀が氷とオレンジ色の液体の入ったコップとストロー持って帰ってきた


「恭弥なにそれ?野菜ジュースか?」

「…おれんじじゅーす…」



雲雀は答えるとストローを使いジュースを飲み始めた


あぁ…、なんか…もう言葉にできねぇ…今すぐホテルに連れて帰りてぇ



「あなたも飲み物とってくれば?」

「あぁ…そうだな…」

「?」





ディーノが珈琲を持って来て座ると一口ズズッ…っと飲み雲雀ぬ視線に気づく



「ん?」

「それ…美味しいの?」



「飲んでみるか?…なんてな。恭弥にはまだ早「苦ッ…!」




ディーノが言い終わるよりも雲雀が飲む方が早かった…



「恭弥…!?」

「苦い…なにこれ、あなたいつも美味しそうに飲んでるのに…よくこんなの飲めるね」



…なんなんだ!誘ってるのか!?
オレの理性を試してるのか!




「お待たせしました〜ハンバーグセットと和食セットとミックスピザです。ごゆっくりどうぞ。」


「ナイスタイミング!」

「何が…」

「えっ、いや…こっちの事情で…それより覚める前に食おうぜ!」



「…そうだね、いただきます」

「いただきます!」






「うめぇな恭弥!」

「まぁまぁだね」

「そうか、よかった♪」








「ねぇ…」

「なんだ?」

「これ、半分食べなよ…」


「…いいのか…?」

「僕一人じゃ食べきれないからあげるんだからね!」


「恭弥…ありがとな…オレ、幸せだな」

「さっさと食べなよ…」



あぁ…もう幸せすぎて死ぬ、今日一日恭弥のデレ具合は凄かったな、うん。



「何ニヤニヤしてんの…食べないの?」

「あ〜食べる!食べますから!」





すると雲雀はフォークにハンバーグを刺してディーノの方に向けた


「ん……」

「え、くれんのか?」

「別にいらないなら…いいけど…//」


なんだ!夢かこれは!!
まさか恭弥から『あーん』をしてくれるなんて!





あぁ…幸せだ、
こんなにハンバーグがうまいなんて始めて思ったぜ…








「……ィ…」



「…きょーやぁ〜……」

「…デ…ノ、ねぇ!」



ゴンッ─


「ッテェ…!!恭弥!?」



ディーノは飛び起き今の状況を理解するように何度も瞬きをしている


鈍い音の原因は雲雀がディーノの頭をトンファーで殴った音だったようだ…




「え?え?恭弥!?」

「…何?」

「ボォース、時間だぜ」


「えッ?ロマーリオ?」

「何、夢でも見てたの?」




あぁ…夢か…
そうか、そうだよな。
夢…、だよな

恭弥があんなことしてくれるなんて、そんなわけねぇよな…


「早く行こうよ、お腹空いた」


「あぁ…そうだな、しゃあ!行くか!!」



そうしてオレが手を繋ごうとしたらトンファーで殴られて恭弥は一人で行ってしまった…


オレも追うように恭弥の後ろを走ってついていった、この後夢が現実になることも知らずに…










そうだ、ファミレスへ行こう!
(ん…?)
(なんかこの場面体験したことあるような…)




fin...










あとがき



すみません…
もう、謝るしかないです…

すみません((土下座



最後までお読みいただきありがとうございました!






20100718
 

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