短編

□変態と言われても
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変態だと言われても
(ギャグ)











あ〜、今日も雲雀くんは可愛いです…


今雲雀くんは風紀の仕事をしているところなので僕は気づかれないようにずっと雲雀くんを眺めています。


これも大変なんですよ!!
雲雀くんがこっちを見た時は本を読んだふりをするんですけど…
少しでも動いたらサッと素早く本に視線をうつさないと

あぁ…可愛い








「…もう、ウザい!!」

「……!!ぼ、僕は何もしてませんよ!ずっと雲雀くんを見てなんかいませんよ!!」




「は?…なんのこと?」



「え…だって雲雀くんは僕がずっと見てたから怒ってるんじゃ…ハッ!」



し、しまった…
自分から言ってしまった…


「…いつから何をしていたって…?」


「べ…別になにも……ってあぁーーー!!!!」


「な、何急に…」



「首ですよ、首!!」



雲雀が顔を上げた時に髪の間から見えた白い首には赤く小さい痕がついていた

それを発見してしまった骸は急に立ち上がり大声をだした




「え、あぁ…そういえば首のあたりが痒いかも…さっきから僕の回りで虫が飛んでてね…」



「蚊ですか!?よくも僕の雲雀くんの血を…!」


「何気持ち悪いこと言ってるの、変態」



「わざわざ見せつけるような場所に…痕を残すなんて許せませんね…!堕としてやりますよ…!!」


「たかが蚊でしょ…」


「そんなに血が欲しいのなら僕から吸えばいいものを何故雲雀くんから…!?隠れてないでさっさと出てきなさい、この虫ケラが!」




骸の手には霧のような物が集まってきていつのまにか骸の武器である三叉槍が手に握られている




「…………」


「雲雀くんは僕のものなのに…血の一滴だって…」


「変態」


「雲雀くん酷いです!2度も言うなんて…!!」



「変態は変態でしょ。この変態南国果実!」


「んな…!?ツンデレにも程がありますよ…まぁとりあえず僕にも血を吸わせて下さい」



出したばっかりの槍を消して真顔で雲雀に言った








「…変態にも程があるよ」



「虫には血を与えるのに僕には血をくれないんですか!?雲雀くんの浮気者!」









「じゃあ別れようか」

「え!?」

「さっさと出ていきなよ」

「ごめんなさい!浮気を許しますから別れるなんて言わないで下さい…!!」



骸は立っている雲雀の足にしがみついて泣きつく

そんな骸を雲雀はウザそうにみた




「じゃあ別れないから1分以内に薬局で一番高い虫刺されの薬買ってきて」


「は、はい!喜んで行って参ります!」


「じゃあ早く行って」


「はい、行ってきます!」



骸は星を飛ばすような感じでウインクをして応接室から出ていった



骸が応接室を出てから雲雀は溜め息をつく…


待っている間1分以内に帰ってこれなかったら何をしようと考えよう




しかしその後骸は1分丁度で幸せそうな笑顔と共にかえってくる…









変態だといわれても幸せです!
(勘違いしないでください!)
(Mなんかじゃないんですから!!)




fin...










あとがき



蚊っていつのネタだよ!
このネタ思い付いたのは7月くらい←ぇ


最後までお読みいただきありがとうございました!






20100916

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