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□小さな1つ
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小さな1つ
(微シリアス甘)
「恭弥…好き。」
「………」
「恭弥…愛してるよ…」
「何なのあなた、何が言いたいの…。」
「恭弥は俺の事好きか?」
「…嫌いだよ。」
「本当に嫌いなのか?」
「……そんな所が嫌い。分かってるくせに…!!
だいたい嫌いならここに入れないよ!」
「じゃあ好きって言ってよ、恭弥。」
「ヤダ…」
「なんでだよ…?俺の事好きなんだろ!?」
「…ッ……!!」
好き、大好き、愛してる。
思ってるのに言えない…
どうして言えないのだろう…?自分の性格が嫌になる。
「ほら、言って…」
「……す…き、」
「聞こえない。」
「好きだよ!大好きだよ!!ディーノ!!!」
─ギュッ
言った瞬間そっと抱き締められた…
優しい匂いがする…
甘い甘いディーノの匂い。
─チュッ
触れるだけの優しいキス。
優しく僕の髪をなぜるディーノ。
甘いキスが終ると再び優しく抱き締めてくれる。
そんな1つ1つが全て愛しい…
そんな愛しいことをしてくれるディーノが一番愛しい…
「ディーノ、愛してるよ…」
小さな1つも愛してる
(小さな1つ1つ全てが愛しい)
fin...
*あとがき
フッと浮かびました…
今回は好きと素直に言ってくれない恭弥に少しイラッと来て、どうしても好きと言わせたいディーノさんです…
わかりにくくてすみません(+.+)
次こそはギャグ・甘を書きたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
20090506