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□風邪薬
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風邪薬
(ほのぼの甘)



『雨』の続編になります、
先に『雨』を読む事をおすすめします。







いつもは応接室でいることが多いが今日、ディーノの泊ってるホテルに来ていた…




「クシュンッ!」

「何、風邪ひいたの?」

「う〜…そうみてぇ…」

「そぅ、うつさないでね」

「冷てぇなぁ…恭弥。
看病してくれたっていいんじゃねぇか?」

「風邪ひいても知らない。って言ったはずだよ」

「恭弥〜…ゲホゲホッ!」

「もう!わかったから黙って!!」

「ん〜〜…」

「熱計った?」

「まだ…」

「ほら、計って
冷たいタオル用意してくるから…」

「…ん、」




こうしてるとホントに子どもみたい…

とてもマフィアのボスとは思えないぐらいだ。





「冷たッ!!」

「貴方が熱いだけだよ」



─ピピッ



体温計がなった




思わず自身の目を疑った…
こんなに熱があるなんて、



「…!!…ワオ!!」

「どうだった…?」

「39.5度…」

「けっこうあるな…」

「薬持って来るから待ってて」




こんなに熱があるとは思わなかった…

普通に元気だったから、すごくびっくりした。


自分は平気だ。と言うけれど、無理して欲しくない…




「ほら、薬と水。飲みなよ」

「ヤダ…」



ディーノがプイッっとそっぽを向いた



「なんで?」

「…恭弥が飲ませて」

「はぁ?
ヤだよ、一人で飲んで」




飲ませて…?


それって口移しってこと?

意味が分らない、どうして僕がこんな事しなくちゃならないわけ…





「イヤだ!!」

「も〜!!いいからこっち向きなよ!!」

「恭弥が飲ませてくれる?」

「はぁー…」



雲雀はあきれた用にため息をついた…


そして、自身の口に薬と水を含む…




「…ん…」




そしてディーノに口づけて薬と水を流し込む、




─ゴクッ



「…はぁッ」




ディーノが飲み込むのを確認すると、雲雀が口を離す…



「恭…弥、」

「………」




雲雀は後ろを向いた…




「恭弥?…耳赤けぇぞ…?」

「…ッ…、見るな…!!」

「可愛い、ありがとな…」

「………」

「風邪うつったかもな、」


「その時は…貴方が看病してくれるんでしょ…?」

「あたりまえだろ…!!」








風邪薬を理由に君とキス
(風邪薬は口移しで飲ませて欲しい)




fin...










あとがき



一応『雨』の続編ということになってます(^-^)

決してヒバディノではありませんよ!!
ディノヒバです!!
雲雀は受けですから!(自分的に…)



もしかしたらまだ続くかも…?


最後までお読みいただきありがとうございました!







20090524
 

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