裏小説

□オオカミ、食べられる
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「外せ、奏」
「いやよ、こうでもしなきゃ、あなた逃げちゃうじゃない」
「当たり前だ。第一こういうことは興味がないからしたくない」
「無理矢理興味を持たせてあげるわ。それとも?女の子一人を抱けないヘタレオオカミ、な訳無いわよね?」
「だから、君は義姉(あね)なんだ」

 それがどうしたの?義理じゃない、義姉弟は結婚も出来るしセックスも子作りも許される。私は狼が好きだからしてるの。人道?ルール?笑わせるわね、愛の前にはそんなもの塵同然。愛してみせましょう、このオオカミを。

「じゃ、起きちゃったからキスを……」
(……腹を括るしかないか)
「んっ、むちゅっ、んんっ……。あはっ、狼の舌ったら、甘くてジューシーなのね」
(馬鹿姉)

 狼の舌を堪能した所で、大洪水な私の膣口に、ギンギンな狼の男根をあてがう。ゆっくり腰を落とし、破瓜の痛みをも快楽に感じながら、狼の胸に寝そべった。

 狼のペニスに伝わる私の純潔の血。とてつもなく大きなそれは、更に私の中で大きくなって、2/3程度で私の膣奥にまで達してしまった。

「狼の、おっきくて、逞しいわぁ……。これはもう、私専用のペニスね」
「純潔まで、私で無駄に散らせて……」
「あら、無駄じゃないわよ。私の処女は貴方に捧げるって決めてたもの。私の気持ちを無下にする貴方の童貞も奪ってやったわ」
「私は言いなりか」
「そう。私の彼氏いや夫になって、いっぱいセックスして、元気な子供を産んで、幸せな家庭を築くのが、これからの貴方の使命ね」
(私の気持ちは無視か)

 言った直後、私はゆっくり腰を振り始める。上下に腰を動かしてピストン運動し、膣肉と巨根の摩擦による快感と、狼と肉欲に溺れているという満足感を二つ味わいながら。愛する人との行為じゃなきゃ、こんな気持ちにはなれないでしょうね。私の愛液だって、おかしいくらい溢れているし、いやいや言っている狼のペニスもかなり大きくなってるし。

「ああ、すぐイッちゃいそう……」
「ペース配分を考えないからだ」
「だって、こんな幸せ、他にないもの。貴方がいついなくなるかわからない。そんな貴方を愛してる私。その人と、こうしてセックスしてる。嬉しくないはず無いわ。ほら、みて……。繋がってる所……」
「お前の膣は小さい、だから大きく感じられるんだ」
「ふぁ、っ?手錠がっ、きゃあっ!!」

 手錠の鎖が引き千切られ、狼が私の身体を抱き寄せ、そのまま
上下を入れ替えさせられた。狼の逞しい肉体に包まれながら、腰を打ち付けられることによって得られる性感と、彼に守られているという安心感。ペースはゆっくりだけど、そこには愛が感じられる。

「主人の命令は絶対だからな、従わねばなるまい」
「流石忠犬、それで?私の告白は?」
「従わねばなるまいと言ったはずだ」

 顔はうっすら笑みが見え、彼の腕に抱き締められながら、互いにキスをする。抱き上げられ、座りながらの体位になって、私も両足で彼の腰を固め、彼に膣内への射精以外は出来ないようにした。

「おちんちん、びくびくしてるわよ?んっ、はぁっ……いいわ、出して」
「後悔……するなよっ」
「ろう、だいすき……いっ!」

 勢いよく、私の膣の最奥に放たれる、彼の愛の塊。膣が燃えるくらい熱く、そしてねっとりとして、黄ばんですらいる、大量の精液。溢れ出ないように、彼の腰にまだ足を固め、抜けないように栓をした。

 後悔なんかするもんですか。誰にも渡さない、狼は絶対。私のペットは、絶対放さない。

「狼……」
「もういいだろ……」
「何言ってるのかしら?あと3回はヤらないと。主導権は私にあるの、あなたに拒否権はないわ。どうせ明日の昼まで誰も起きないわよ」


 今宵、貴方を寝かせるつもりはないわ。私の膣が、貴方の愛で満ちるまでは。
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