過去Clap
□拍手A
1ページ/2ページ
『ナルト…』
俺はサクラちゃんに名前を呼ばれる度に温かい気持ちになる。
任務で怪我をすればいつも「無茶するな」と言いながら俺の手当をしてくれる。
サクラちゃんは優しくて可愛い。………時々怖いけど。
どんなサクラちゃんも堪らなく好きだ。
翡翠の瞳はいつも何をするのも真剣で、特にサスケを見てる時は俺なんか眼中にない。
それでもサクラちゃんが好きなんだ。
例え、サクラちゃんが一生俺に振り向いてくれなくても……
俺がサクラちゃんに恋をしてから分かっていた事。
きっと君の笑顔を独り占めなんて出来ない。
だから
どうか一生サクラちゃんの傍にいさせてください。
サクラちゃんの気持ちはサスケにあげてもいいから――
ただサクラちゃんの傍にいさせてください。
俺は絶対サクラちゃんを置いてどこかに行ったりしないから――
だからっ…
俺はサスケが去った方向をを見てぼんやり立っているサクラちゃんの後ろ姿に堪らず涙を流した。
きっと君も泣いているのだろう…
あぁ、大好きなサクラちゃん……
俺が君を幸せにしてあげる。
サスケをサクラちゃんの元へ連れてくるから…
一生かかっても。
みんなが諦めても、俺は諦めないから…
「……約束、だってばよ……」
俺の決意は、俺だけの心に刻まれた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
サスケと再会した時ナルトの気持ちを書いてみました。
妄想ですけど…
一人の女の為にここまでやれるナルトってやっぱりかっこいいなって思います。
これぞ、愛ですね。