《裏》妄想文
□【ラビ→アレン】願い
1ページ/9ページ
ーーー僕の部屋。
話があると言って、ラビが尋ねてきた。
「オレ、アレンが好きさ。」
「…え?」
「アレンが…好きなんさ。オレと付き合って、アレン。」
そう言いながらラビがズイッと詰め寄ってくる。
壁に背を付いてしまうほどに追い詰められてしまった。
「ちょっ、ちょっと待ってください!僕は…」
真剣な顔。
いつもはふざけてて忘れていたけど、やっぱりラビは格好良い…。
「男同士だってのはわかってる。でも、もう気持ちを抑えられないんさ」
「や…でも、ラビ。僕は…神田が、好きなんです」
「……は…?マジ、で?」
僕の言葉に目を丸くして驚く。
「はい。」
「や、え…と、はは…気付かなかったさ…」
「すみません…。」
なんだかすごく申し訳ない気持ちになる。
同時に、僕なんかを好きになってくれる人がいたんだ。と、嬉しい気持ちもある。
「っべ…つに、謝らんでも…。アレン、一つだけお願い聞いて?」
.