妄想文
□【神アレ】幸せ
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ートントン
「…。」
真夜中、俺の部屋の戸を叩く音がする。
こんな夜更けに尋ねてくるなんて非常識な野郎だ。
そう思い無視し続けていた…。
しかし、戸を叩く音は一向に止まない。
むしろだんだん強くなる。
―ドンドン
「…。」
―ドドドドドドン!!!
―バンッ
「うるせぇ!誰だっ!」
「いるんなら早く開けて下さいよ、神田」
扉を開けると、頬を膨らまし怒った顔をしたアレンが立っていた。
「なんだ、もやしか。なんの用だ?」
「いえ、別に。」
「なんだ、何かあるんじゃないのか?」
はぁ、っと深くため息をつき、とりあえず部屋の中へ招き入れた。
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