《裏》妄想文

□【アレ神】逢いたい気持ち〜別ver.〜
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「か、神田!?」

え、何で?何で神田が?
僕一人で寝てたのに…

「あ、あの、僕神田を探してて、つい寝ちゃったみたいなんですけど…神田?」

なぜか俯き気味に顔を腕で隠してる。

「どうしたんです、神田っ!どこか具合でも悪いんですか!」

心配して腕を掴みこっちを振り向かせると

「神田、顔が赤いです。熱でもあるんですか?」

「違げぇ…」

「じゃあどうして…」

顔を赤くした神田がこっちを睨みつけてきた。

「テメェが悪ぃんだ!」

「なっ、何でですか!僕が何したって言うんです!」

だって、僕はただ眠っていただけで。

「テメェがここで寝てるのを見付けたから隣に座ったら、お前が…倒れこんできて…」

「え、えぇ?僕、神田の膝で寝…」

膝枕!?
僕、神田の膝枕で寝ちゃってたんですか!

「す、すみません…。寝てたから気が付かなくて…。」

「別にそんなのは良いんだ。その後…」

「その後?」

言葉を詰まらせ、恥ずかしさを振り絞っているようだ。

「その後…お前が人の…人の脚を…」

僕、何しましたっけ?
ただ良い枕だと触っていただけですが。
触っ…!?

「神田、僕ッ!」

そうだ、僕が枕だと思っていたのは、神田の脚…っ!?

「勝手に人の脚を撫で回してんじゃねぇよ!」

「それでもそんなに怒る事ないじゃないですか。」

別に変な事をしたわけじゃあるまいし。
なんでそんなに怒るんですか!

「なんですか?僕、変なトコ触りましたか?」

「うるっせぇ!!!」

ガタッと立ち上がると、神田は一人で歩いて行ってしまった。

「ぅ…わっ!神田?待って下さいよ!」

「着いてくんなっ!」








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