妄想文

□ミニマム三つ巴
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「で、なんさ?ユウ」

神田の部屋に戻り、ラビは椅子に腰掛け聞いた。

「いや、もやしにプレゼントをやろうと思ってな」

「…(οдО;)」

え、嘘…。嘘だ…!
ユウがアレンにプレゼント!?
そんなの…

「なんだその顔は。」

「いや…ユウがアレンにプレゼントをあげるなんて…」

「そんなにおかしいか?」

「おかしすぎる…。」

思わず本音が出てしまった。
ハッと気が付き慌てて口を塞いだが、目の前には鬼の形相をした神田が六幻に手を掛けていた。

「そうか、貴様は死にたいのか…。」

「わーっ!!嘘っ嘘です!変じゃないですっ!」

「だよな。普通だ。」

「うぅ…、怖いさ…」

俺、もぉヤダ…。

「何か言ったか?」

「いえ、なにもっ!」

両手をブンブン振りながら、顔も首がもげるんじゃないかと言うくらい激しく横に振った。

「で、だな。以前俺たちがチビになってしまった時、もやしはやけに嬉しそうだった。」

「あぁ、そーいや…そぉだったな」

以前科学班の作った薬のせいで、神田とラビは幼い子供の姿になってしまったのだ。
その時のアレンのハシャギっぷりは尋常ではなかった。
二人を抱き抱え頬摺りをし、両手に花状態で連れ回し、挙げ句の果てには写真までバシバシ撮られたのだ。

「元に戻って、俺はもやしに聞いたんだ。」

「なんて?」

「子供は好きか?と。」

「まんまだな

さすが、ユウは馬鹿さ…。
そう思ったが、利口なラビはその言葉を飲み込んだ。

「もやしは子供好きだ。」

「それは聞いたさ。」

「お前はバカか?」

「ちょっ!バカだなんてュウに言われたくないさ」

思わず叫んでしまった…。

「(チャキッ)」

「うわわわわっ!たんまっ!!
ご、ごめん!悪いっ!すみませんm(__)m」

ラビは利口だがうっかりしている。
今までも、何度かこんな風に痛い目にあいかけていた。

「ったく、話の腰を折るんじゃねぇ!」

「ず…ずみ゙ま゙ぜん…」
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