妄想文
□【神アレ】悪夢
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「どうした?うなされてたぞ。」
隣で寝ていた神田が心配そうに僕の顔を覗き込んでいた。
「あ……神田…っ。…怖、かった…」
ギュウッと神田に抱きつきながら僕は今見た夢の話をした。
とは言っても、あまり覚えていない。
僕の前から、大事な人が消えてしまう夢。
「馬鹿か。夢だ、夢。忘れろ。」
優しく僕を包み込んでくれる…。
「神田の腕の中、すごく安心します…。」
「うるせぇ。ガキは寝ろ。」
神田に抱かれながら、僕は今見た夢を忘れるべく、うつらうつら眠りに就いた…。
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