request
□I hug you
1ページ/3ページ
I hug you
銀ちゃん、
私銀ちゃんと一緒にいられるだけで幸せって感じれるんだヨ。
これは嘘なんかじゃなくてホントの気持ち。
だってね…今こうやって銀ちゃんに抱きしめられてるだけで生きててよかったって、そう思えちゃう。
幸せすぎて夢なのかなって思っちゃう・・・。
だからいつもこれが現実なんだって確かめるために私も銀ちゃんの背中をぎゅっと抱き締めるんだ。
そうしたら銀ちゃんも少し強いくらいの力抱き返してくれて、夢じゃないって教えてくれるんだ。
そうしたら私、馬鹿みたいに安心出来ちゃう。
でもこんなこと考えてるなんて私もまだまだ子供だよね。
でも今日も銀ちゃんは私の気持ちに答えるみたいに強く抱き締めてくれている。
夢じゃないっていう安心感でまぶたが重たくなってきた。
人間って安心すると眠たくなるみたい。
銀ちゃんの優しい匂いと、頭を撫でる大きな手を感じながら私は目を瞑った。
今度は本当の夢を見るために・・・。
いい夢がみれそうだ・・・・。