ゆめ
□決壊命令
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「決壊命令」
佐助の上に馬乗りする。こんなことをするなんて予想出来なかったのか、佐助は目を丸くしている。
「…え?」
「今日は俺に突っ込ませろよ、佐助」
「え、うそ、え、え!」
「そもそも間違ってんだろ。俺はサドだしお前はマゾ」
「えっ俺マゾじゃな」
「俺に怒られて嬉しいんだろ?」
俺は佐助を痛めつけるのが好きだし。
そう付け足せば、佐助は悦の混ざる目で俺を見上げた。ほら、やっぱりそうなんじゃないか。口角を上げて、佐助の性器に触れる。少し固くなってる。それが酷くおかしく感じ、笑ってやった。
「ネコの勉強だ。壊れるまで突いてやる」
そう言えば佐助はちょっと泣きそうな顔で「優しくしてください…」と呟いた。