ハガレン不動産 小説
□残念
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「マスタング店長って見える人?見えない人?」
「無宗教だから信じない方だ。だが、見えないのかと言われたら違うだろうな」
「…見えるんだ」
「たまにだがね」
真夏日が続くこの頃。
久し振りの二人きり。
外は灼熱地獄。
外に出たくない気分でまったりとしたいオレとマスタング店長は2人並んでソファーに埋もれている。
‡‡‡残念‡‡‡
〜生き霊〜
「あれは…A県Y市だった」
体験談を聞きたいとねだったオレに仕方なくマスタング店長が付き合ってくれるようだ。
代わりに膝枕を等価交換。(笑)
マスタング店長も案外、子供っぽい…
瞼は閉じており、寝る気満々。
それでも今日は多目に見よう。
だって
今日は定休日だし。
ちなみにここは、
会社の応接室★