ハガレン不動産 小説

□螢狩り
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※ロイエド風味です。苦手な方は、ゴメンナサイ
m(_ _)m





「まぁ…見つからなくても、たまには夜のドライブもいいな」



現在、マスタング店長を載せてドライブ中。

運転はオレ。

何故かって、オレってば凄く酔いやすいから…υ

「おや?雨降ってきたな」

―あ、本当だぁー


など他愛もない会話をしていたら、土砂降りになってきやがった!





‡‡‡螢狩り‡‡‡
〜右肩に乗る者〜






「エド、運転大丈夫か?」

―うん。まだへーきv


雨足が弱まることがないまま、どんどん山道に向かって走って行く。


山間部に近くなるにつれ、道路の幅員が狭くなり一台通るのがやっとだ。


全然、降り止む気配がない。


「もう少し行けばローソンがあるだろう。寄ってくれ」

―またトイレかよ?
 頻尿だなぁ〜
ヾ(≧∇≦)

「君ね…。いいさ、飲み物ぐらい奢ろうと思ったが止めた」

―ゴメンナサイ!!
喉乾いたぁ―!

「却下」


とか言いながら、ローソンに入った。


雨の日の運転は目が疲れる…υ

ロイだけ店内に入って物色している。

口では厳しいけど、気配りがあって優しい男なんだよな。

ほらっ!
オレの好きな小岩井農○のミカンジュース買ってくれるみたいだし♪




あっ……やっぱりトイレ入りやがったυ

年かな…?




バタバタバタッ!!!



雨足が益々強くなったせいで、ロイも店から出られなくなった。


携帯が鳴った。


ロイからだ。

『お腹は空いてないか?』

―ダイジョーブ。

『他に何かあるかい?』

―ん〜…。ジャンプ。

『…今はいらんだろう?』

ちぇっ。
今週のワンピース、まだ見てないのに。

『エ…ド…ぉ………リ……ヵ…ヵ……いら……?』

―え?何っ?

声が途切れ途切れだ。

バリ3なのに?

『ぉ……ク……ル……に…ょ…』

―何言ってるか分かんねぇよっ!!



『……………ミエナイ』



―あ。聞こえた。
 

バァンッ!!

「やっと勢いが無くなったな」

―ッ!!

突然戻って来たロイにびっくりした。

素っ頓狂な顔をしているオレにロイが首を傾げた。

マジ驚いたんですけど!!

「誰かと電話中だったか?」

―………あんたとデスケド

「は?」

携帯の待ち受け画面はいつものウサギさんが目をぱちくりさせている。





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