ハガレン不動産 小説
□音
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『するな』と言われればやりたくなる天の邪鬼でお馬鹿なオレ。
でも今回は素直に聞こうと思う。
暗い
昨日は気付かなかったけど、開放感ある玄関とホールが夜のように暗い。
電気なんて申し訳なさそうなぐらい仄かに灯ってる感じだ。
雨…だからか?
確かに昨日に比べたら日差しは無いものも、多少曇っているだけ。
「てんちょー…早くこないかな?」
ついボヤいた声が家に響く。
客が来れば違うさっ!!
\(〃≧∇≦〃)/
自分を奮い立たせ、各部屋に電気を点けに回った。
2階の廊下。
見つけてしまった。
カラスが死んでいた。