BL
□スイッチ。
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屋敷の庭の隅っこの そこそこ大きな木。その近くに、実は トラップを仕掛けてある。
そして今、ギルが その木に向かって歩いている。
「坊ちゃん。 ソコに居たんですか。」
いない。 それはダミーの人形。 単純だなー ギルは。
「居るのなら 返事をしてくださいよ。 」
トラップまで あと3歩。
「お屋敷中探したんですよ?ミセス・ケイトが どれだけ怒っているか…」
2歩。
「それに!今日は4時までと言ったじゃないですか!」
1歩。
「坊ちゃん。」
そして…
ガクンッッ
「え…? うゎあぁっ!!!」