BL

□獣耳
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「ありえない。そんな非現実的なこと。」
頭を抱えて一人悶々としているギル
「わかった。ブレイク ソレ偽物、だろ!」
犯人は、お前だ! とでも言うように、指でビシィッと、ブレイクを 指した。
自信があるのか、すでに 勝った とか呟いていた。

「違いマス。ふざけないでいただけますカ?」
キッ と 睨むブレイク。
「ふざけては 無い…。」
しゅん とする ギル。

「本当に 飾りじゃ無いんだな? これ…」
ブレイクの頭に 手を伸ばすギルバート。
そっと 触れてみる。
「みたいですヨ? 感覚もありますし、動かせるんですヨ。」
ほら、と耳をピコピコ動かしたり、しっぽをゆらゆらしたり。
「ちなみに、ソレくすぐったいですカラ…」
「そうなのか? こっちもなのか?」
ギルは、ブレイクの後ろで 動いている モノを掴んだ。
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