ツナヒバ

□Surely
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僕は何も、分かってなかった。







眠りたくても眠れない日々が続いていた。



どうしてるの?

君はなんで帰ってこないの?



切ない記憶と君と過ごした日々が今も夢の中で続いている。

君のいない日常にも慣れ・・・た、はずだったのに。
胸が痛い。
心が蝕まれていく感触に襲われる。

嗚呼、あの頃の僕は、何も分かってなかった。


何故、こんな気分になるかなんて。

何故、いつもの任務に行くとき手を振る君が、泣きながら僕を抱き締めて来たかなんて。 
その意味にも気付けずに。



嗚呼、あの頃2人に芽生えていた感情に、後ろを向いてしまっていたんだ。



こんな気分が、まさか、「恋」だなんて。



・・・馬鹿みたい。



今僕にあるのは、どうにもならない空しさと、今更という空気だけ。     



   








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初、ツナヒバ!
ある歌をもとに。
恋というものを知らない故に彼と自分の気持ちに気付けず、後悔と空しさが溢れ出る雲雀たん。
無知って可愛いけど悲しい。




       

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