駄文
□平団員
1ページ/1ページ
最近になって、ふと思うことがある。
古泉は、夏休みのあの孤島のことで、副団長になって。
朝比奈さんは、2月のチョコ騒ぎで、副々団長になった。
朝比奈さんのことは、納得出来るが(裏ではいろいろ大変だったし)古泉は知り合いの別荘紹介しただけじゃないか。せめて二人の立場を入れ替えろと思う。
それに対して、最初からこの団体に組み込まれている俺と長門は、未だ何の昇格も成していない。
俺は、雑用を押し付けられてるだけだから、まぁ良いが。
長門なんざ、表立っては活躍はしてないものの、裏でこの団体の為にいろいろ尽くしてるだろうに。
地位的には、古泉より遥かに上だと思うんだがな。
というか、こいつが俺と同等なんて、理不尽な気がする。
「別にいい」
そうかい。じゃあ、しょうがない…って。
「…いきなり話し掛けるなよ。びっくりするだろう」
というか、聞こえてたのか?
声に出してるつもりはなかったが。
「聞こえていた。私にとってこの団体での地位は、特に意味を成さない」
お前は地位とか興味無さそうだしな。
「そうじゃない。私の役目は、涼宮ハルヒの観察。重要なのは、この団体の一員であるということであり、地位は不必要」
まぁ、あったってそんなに意味は無いしな。
俺もわざわざ欲しいとも思わんね。
「それに」
ん?
「貴方と一緒なら、それでいい」
そう言う長門は、何処か嬉しそうだった。
しかし、嬉しいこと言ってくれるじゃないか。俺と一緒ならいいなんて。
「そうかい。じゃ、しょうがないな」
「ない」
…あれ?でもそういえば、長門って既に'文芸部部長'的な地位があるんじゃなかったっけ。
そう思ったが、長門が嬉しそうだから、口にはしない。
まぁ、SOS団としては、二人共平団員なんだから。それで良いか。
そういうことにしておこう。
END
――――――――――
あとがきのようなもの
なんか、孤島症候群見た後、ふと思って書いてみた。
射手座の日とかで活躍してるのに、何で未だに平団員なんでしょうね?
ハルヒはきっと、個人的には、長門を秘書的な地位に就けたくて悶々していると思いま(ry