05/11の日記

07:53
絶対安全圏(?→←レイ
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?→←レイ

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 ぽん、と頭に乗せられた手は存外大きく骨張っていて。お返しにぎゅっと抱き付けば今度は体に回された力強い両腕で抱き締め返された。
 俺を襲うのは安堵感と幸福感、切ないくらいの胸の締め付け。目尻に浮かぶ切ない涙をすらっとして綺麗な、それでも良く鍛えられていて硬い指がすっと拭って弾いてくれた。
 彼の手は安らぎの象徴、羽を休める俺の唯一。幸せに漏れる溜め息、溜め息は幸せを逃がすらしいけれど少し逃げたって構わないくらい次から次へと溢れてくる。いくら溢れさせても咎めの声は上がらない。ここには彼に包まれた俺と俺を包む彼しかいないのだから。

 優しさを纏った彼はそう、俺にとって――絶対無敵の安全圏。

「好き…だぁい好きよ」

 呟けば、ふわりと微笑む彼の腕に一層強く抱き締められた。




†††

ユリレイでもアレレイでも。
なんなんだ、と訊かれても私も分かりません^^


 

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