05/27の日記

21:29
ガチで指切った(ユリレ風味
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「、っつ……」
「どうしたんです、レイヴン」
「あ、嬢ちゃん。いやぁ、コレ」
「お酒の瓶……の、蓋? って、きゃあっ」
「あはは、蓋で指切っちまって」
「血だらけじゃないですか! 今治し――」
「さ、流石にいらねぇわよ? こんなもんツバ付けときゃ治るわ」
「でも大分血が…傷、深いですよね?」
「んーん、全然。こんなんでいちいち治してもらってちゃ下町のガキ共に笑われちまうって」
「下町?」
「そ、あそこのガキ共がまたすげぇのなんの。一番激しかったのは……騎士団に入りたての新米だったころ巡回中に見た、肘膝ほっぺた擦りむいて血流しながら友達追っかけて元気に走り回ってた子かね?」
「……そ、そうなんです?」
「そうそう。血が滲んでる、とかじゃなくて流れてんのよ、びっくりしちまったわ。あとは……ベクトル違うけどこっちも激しい子でね、俺様男の子に告白されたことあんのよ」
「へ、えぇっ!?」
「ちょ、おっさんその話詳しく!」
「うわリタっち!?何よいきなり――」
「い、いいじゃない別に。気になんのよそういう……こ、恋バナ?」
「これ恋バナかぁ? 変わった子ね…まぁいいわ、そうね、あれは確か――」


 
「さてと、嬢ちゃん達も出掛けたし酒飲むかぁ!」
「真っ昼間から何やってんだアンタ」
「………あ、あはは。青年も飲む?」
「こんな時間から飲めるかよ……って普段なら言う所だけど」
「およ、飲むの? 珍しい」
「今日はもうギルドの仕事も片付いたからな」
「んじゃ注いでやるよ」
「ん? アンタ指怪我…ほら、そんくらい自分でやるから」
「あらそう」
「よっと、ほいおっさん」
「て、あれ? おっさん自分の分くらい自分で――まぁいいか、気ぃ遣ってもらっちゃって悪いわね」
「勘違いすんな、目の前で指気にしてタラタラ注がれんの見ると苛々するだけなんだから」
「……あ、そ、そう」
「……そう」
「…………」
「ね、熱でもあんのかおっさん?」
「せ、青年こそ……顔真っ赤じゃない」
「そうか?」
「そーよ」
「…………」
「…………」

(な、何だ俺、この墓穴っぷり……)
(な、何なのよあからさまなツンデレかましてくれちゃって……)


†††

気ぃ遣うの気恥ずかしいから誤魔化した青年(自滅)と慣れないテンションのツン(っぽいデレ)具合にタジタジなおっさん。

ちなみに私さっきオロナミンCの蓋で指指切っry


リタが微妙に腐女子。
 

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