06/06の日記

22:26
なみ(アレ←シュで独白ちっく?
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 わたしはここで海を見ているわ




 海を、眺めていた。
 ただそれだけなのに涙が溢れそうになった。
 どうしてか、なんて分からない。それこそ今更な感情なのだから自問したって分かるはずも無い。
 遠い日のあなたの笑顔が白くさざめく波に浮かんでは消えて、浮かんでは消えて。立ち尽くすしかなかった。他にどうすることも出来なかった。拳を握る。同時にそっと握られた両手、確かな温もり。目を向けなくても分かる、優しい薄桃の少女と力強い黒の青年の、しっかりとした温度。
 花を一輪。それだけを波に流そうと手をかざした。
 風に舞う白い花びらは高い高い崖の淵から下へ、海へと落ちていく。ほんの少しだけ見える波打ち際の白い貝殻に重なるように落ちて行き、やがて波にさらわれた。
 もう一度だけ両手を包まれ、すぐに離される。体温から開放された両の手には、何か硬い、乾いた感触。握った手を開いて見れば、小さな白い貝殻。小さな小さな姿なのに、それが何故か、強かったあの人に重なった。両手を寄せて改めて握り締める。納骨みたい、そう頭の片隅で呟けば、思考に呼応するように一粒だけ透明な雫が流れた。




The Vast expanse of the pacific Ocean
波はわたしの思いをさらって
The Vast expanse of the pacific Ocean
波はあなたを遥か遠くまで

The Vast expanse of the pacific Ocean
あなたは海の綺麗な貝殻
The Vast expanse of the pacific Ocean
わたしはいつまでも海を見ているわ


 


‡‡‡

友達の洗脳のおかげでより子さんのNa-MIがアレシュにしか聴こえない。

てゆか真面目にこの歌聴いて泣いた私がいる。



 

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09:24
だって暑いし
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「おっさん暑くねぇ?」
「あー、うん、ここ最近あったかいよね……ってせぇねん何てカッコしてんの」
「お、コレか?」
「胸元だけじゃ飽き足らずヘソまで開けてんの? 帯は?」
「取った」
「そりゃま見りゃ分かるけども。何でまたいきなり」
「世間じゃ今月から衣替えだろ」
「……あーうん、そっか」
「忘れてたのか?」
「いやぁ、あはは(衣替え=ヘソ出し…?)」
「流石にあんたに腹チラやれとか無謀なこた言わねえけどさ、暑いだろその服」
「腹チラって……や、まぁ案外通気性良いんだってこの上着。夏にゃインナーも薄手のに変えるし丁度良いのよ。つか青年今からそんなで夏どうすんの、当たり前だけど今日より暑いのよ?」
「あー、ノースリーブ着る」
「……腹チラで?」
「腹チラで」
「……………露出好きねぇ」
「若いからな」




†††

すいません暑いです夏嫌ぁぁぁ


 

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