08/20の日記

23:55
蚊の日(ユリレ
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「だぁぁぁくそ痒っ!」
「ありゃりゃ、虫刺され? 薬つけなさい薬」
「今丁度切らしてんだよ、あのじわってしみる感じも嫌いだし」
「おっさんのム○パッチ貸そうか?」
「かぶれるからいい」
「そりゃ付け替えないで一日中同じの付けっぱだからっしょ」
「だって面倒臭いだろ、付け替えとか。二枚も三枚も使うのだって勿体無いし」
「たかだか二、三枚で治るんだから安いもんでしょ? ほら腕貸して」
「……ほらよ」
「……うわ、何コレ」
「爪で十字作ったらなった」
「それだけでこんなんなるかよっ!」
「痛っ、つねるな!」
「正直に言わねぇと消毒液とキン○ンと○ヒそのひっどい腕に付けるから」
「……いや、何回も十字作ってたら刺し口から汁が出てきてさ、面白いからそのまま爪で汁絞り出してたら途中から血が出てきたんだよ(実話)」
「で、更に掻きむしった、と」
「流石にそこまでしねぇよ、血出てるし」
「だから嘘吐くなっつの、掻いた跡がこんなにくっきり付いてんでしょ」
「血ぃ出る前に掻いたんだよ」
「血の跡が掻いた跡に重なって縦線出来てるわよ?」
「すいませんでしたっ」
「その潔さを最初から見せなさいっ!」
「痛っ! 頭はたくな頭っ!」
「悪ガキにはお仕置きしなきゃって古今東西決まってんのよ、ったく……ほら」
「何がお仕置きだ。つか今度は何だよ」
「腕。ちゃんと見てやっからもっかい出しなさい」
「………」
「ああもう、つねらないしはたかないから」
「………ん」
「はい良い子ねー。……うわぁコレ、……パッチ貼る前に血と一緒に全部絞り出しちゃいましょ」
「痛い?」
「痛くない痛くない、ちょっとおっさんに任せない」
「ん、じゃあ…分かった任せる」
「はい良い子ねー」
「子供扱いすんな――って!?」

ちうー。

「ちょ、おいストップおっさん!!」
「むぁ、何よー」
「絞り出すってつつ爪とかじゃないのか普通!」
「へ、口で刺し口吸うのが普通っしょ?」
「普通じゃない普通じゃねぇから吸うなっ!」
「むー……分かったわよ。じゃあ爪でやるから」
「そうそ――……いや、やっぱ今の無し。そうだよな口でやるのが普通だよな、今ちょうどタイミングよく思い出したけど確かフレンもよく口で吸うとか言ってたし」
「ホントに? 何か口調が棒読みっぽいんだけど」
「ホントホント超ホント」
「ま、まぁ良いけど……じゃもっかい腕出して」
「まぁ待ておっさん、流石に人に見られたくないから部屋行こうぜ」
「ぅ……た、確かにそーね、野郎2人でこの絵面は誤解を招くわ」
「そうそう、招く招く。今なら部屋のベッドシーツも洗い立てで気持ち良いだろうしさっさと行こうぜ」
「……へ、何でベッド――待っておっさん急に嫌な予感が――」
「いいからいいから」
「つーかよく考えたらこんな吸ったり貼ったり俺じゃなくて青年一人でやれば良――」
「いいからいいから」
「ちょ、待っ、……いーやーっ!!」



†††

8月20日は蚊の日だそうで。
しかし結局ユリレで落とした自分(^q^)

指ちゅぱ書きたかったけどえろすは無理なんで腕ちゅぱでお願いしまry 誰か代わりに書いて下さry

 

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