禁断の愛

□Block
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『うわぁぁ!!バケモノー!』


違う…オレは…


『殺される…に、逃げろー!!』


違う…オレはバケモノでもなく、殺したりもしない…
待ってくれ…!


「オレは…!!夢か…」


我愛羅はあの悲しき過去にうなされていた。

「孤独は嫌だ…」


自分で自分の身を包む。
それは砂以外に、自分を守ってくれる人が出来てからはしていなかった事なのに。


「我愛羅ー朝だ…どうした?」


中々起きてこない弟を起こしに来たカンクロウ。
この人が、我愛羅の大切な人だ。
ベッドの上でうずくまっている我愛羅に近寄る。


「…何でもない」 「そんな訳ないじゃん。話してみろよ」

青ざめている弟を…いや、恋人をほっとくわけにはいかないと言わんばかりなカンクロウ。


「だから何でもないと言っただろう」
「じゃあ何で青ざめてんだ?ベッドでうずくまってんだ?中々起きてこないんだ?そして今にも泣きそうな顔、してんだ?」
「…」


カンクロウの質問に答えられず、戸惑う我愛羅。


「それとも、オレに話すのは嫌なのか?」
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