馬超×趙雲 お話

□妻の気遣い
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ある日、調練の終わった後に趙雲は馬超を誘った。
「小さな船を用意しました。たまには月を映す川面でも眺めながら酒でも飲みませんか?」
「船か…」
「屋根がついていて、泊まれるようになっているのです。いつも孟起には良くして貰っていますから、たまには私から礼をしたくて。」

そう…いつも一生懸命に私の事を想ってくれる孟起。
今夜は礼を込めてこの身に溺れさせてあげたい。

馬超は嬉しそうに。
「せっかくの子龍の好意。断る理由等、あろうか。酒を楽しみ月を楽しみ、まったりと過ごそうぞ。」
趙雲と馬超は馬を走らせて、そのまま船着き場に向かう。
日はとっぷりと暮れて大きな月がゆらゆらと山の間から顔を出して。

船着き場に着けば、船頭が二人待ち受けていて。
小さめの船は屋根がついて中は部屋になっているようで、趙雲は馬超を船の中へと案内した。
扉を開けて中に入れば、馬超は船の中を見て驚いたようだった。
灯りに照らされた部屋の真ん中には人が寝られるように布が敷いてあり、枕元には酒が用意されていて。
「子龍…この部屋はまるで…」
「ええ…貴方と船の中で夫婦らしい時を過ごしたくて。」
「船頭に聞こえてしまうぞ。」
「かまいません。」

趙雲はそう言うと、まとっていた鎧を脱ぎ始める。
下の着物も脱いで下帯も取り、素っ裸になると敷布の上に仰向けに横たわって。
「恥ずかしい…孟起…早く来て下さいませんか。」

視線を感じる。灯りに照らされた趙雲の白い胸元から引き締まった腹。
柔らかそうな股間を彩る茂み…何から何まで馬超に見られているのだ。
そう考えると恥ずかしくて。全身が朱に染まる。

馬超は顔を赤くして、腰を下ろすと趙雲に向かい。
「まずは酒の酌をしてくれぬか。」
「この格好でですか…」
「喉を潤したい。」

恥ずかしかったが馬超が望む事なのだから。
素っ裸のまま身を起こして趙雲は杯を馬超に渡すと、酒瓶を手に持ち酒を注ぐ。
その間にも馬超の視線は趙雲の全身を…特に股間の辺りを眺めているようで。

「ああ…孟起…そんなに見ないで下さい。」
「俺に見られて感じているのか?」

趙雲は杯を煽る馬超の一言に酒瓶を床に起き自分の股間を押さえる。
「ええ…感じてしまいます…」
「子龍は可愛いな。何だか欲しくなってきた。」
「私も早く孟起が欲しい…」

馬超の鎧の股間の辺りに身を屈める。鎧を掻き分けその下の一物を手に取りたい。
口にくわえて味わいたい。

しかし、馬超に遮られた。
「今宵の主導権は俺だ。子龍を気持ちよくしてやる。」
馬超にその身を押し倒されて両足を拡げられ、恥ずかしい所をさらされる。
馬超は灯りを手に持ち、趙雲の奥まった蕾を明るく照らし出して。
趙雲は顔を覆って身を震わせながら。
「そんな恥ずかしい所、見ないで下さい…」
「いつも見ているが、良くこんな可愛らしい所に俺の物が入るのか感心している所だ。」
「ああ…あまり私を虐めないで下さいませんか。」

恥ずかしかった。
場所が変わっただけと言うのに、妙に恥ずかしい。
恥ずかしがりながらも趙雲は思った。
馬超は自分が恥ずかしがれば恥ずかしがる程、きっと喜ぶ。

夫として主導権を握りたがる馬超に対して、交わりの最初は思うがままにこっちが振り回すのだが、最後には主導権をわざと譲り渡してきた。馬超を立てる為に…
始めから大人しく抱かれるより馬超は燃えるだろうから。夫として主導権を握る為に。

今宵は最初から馬超を立ててやろう…
趙雲は心の底でボンヤリとそう思って。
されるがまま、足を開いていれば、馬超が自分の一物に手をやりペロペロと下を使って舐めてきた。
自分の蕾にも指を這わせて、グチュグチュと押し広げるように動かしてくれば、趙雲はたまらなくなり、一物は勃ち上がり蜜を零し始めて。
「ああっ…もう…そんなに掻き回さないで。」
馬超はちゅぅっと趙雲の蜜を強く吸い上げれば、趙雲は耐えきれなくなり、あっけなく馬超の口の中に熱い蜜を放ってしまう。
馬超はゴクリと喉を鳴らして飲み込んで。

「子龍の物もなかなか甘くて美味いぞ。」
「あ、甘いはずないじゃないですか。」
慌てて趙雲が抗議すれば、馬超はニンマリ笑って。
「俺に取っては甘露だ。」
趙雲の蕾に突っ込んでいた指、二本で中を特に前立腺の辺りを擦りあげるように馬超が動かせば、たまらない快楽に趙雲は腰を振って。

「ああ…もう…耐えられない。ハァハァ…孟起…お願いですから…」
趙雲の懇願に馬超は指を抜くと、立ち上がり自らまとっていた鎧を脱ぎ捨て、下帯も取り全裸になって。
仰向けで馬超に向かって手を伸ばす趙雲をごろりと転がし俯せにして、ぐっと腰を自分の方に引き寄せて。
「今宵は獣のように抱いてやる。」

趙雲は背後から押し入る馬超の熱さを蕾に感じて悲鳴を上げた。
馬超は突っ込むと同時に深々と趙雲を一気に貫いて。
腰を引くと再びズチュっと貫いてくる。
馬超は背後から乱暴にグチュっズチュっと激しく一物を趙雲の中で動かし始めた。

内壁が強く擦りつけられて。馬超の一物がいい所に当たって趙雲は声を抑える事が出来ない。
「あうっ…ああっ…いやっ…は、激しいっ…孟起…ああんっ…」

馬超は激しく趙雲を犯しながらも、再び勃ち上がった趙雲の一物に手を這わし、動きと合わせて強く擦り上げてくる。
趙雲は快楽のあまり、馬超の動きに合わせて腰を振って。
「す…凄いっ…ああっ…こんなっ…」
「感じるだろう?」
耳元で馬超が囁いてくれば、頷くのがやっとで。

馬超は趙雲の身体を横向きに回転させると、左足を抱え上げ一気に深々と貫いてきた。
「ひぁっーーー。ああっーーーー。」
あまりに深く貫かれたので、快楽のあまり趙雲は自らの一物から激しく蜜を敷物に撒き散らして。

身体がおかしくなりそうだった。
馬超はそのまま、腰を激しく動かし、趙雲の再奥を突き続けて。
「死ぬっ…死んでしまうっ…」
「そんなにいいか?」
「ああっ…良すぎておかしくなってしまうっ…」
「そろそろたっぷりと注いでやる。」
ふいに身を震わせると熱い蜜をたっぷりと趙雲の中に注ぎ込めば、趙雲はその熱さを身の奥に受け止め、腰が抜けたように力なく床に崩れ落ちる。馬超に繋がったまま仰向けにされて。

馬超は趙雲の右の乳首に噛み付いて、左の乳首を指先でまさぐるように揉みながら。
「いつものように、俺を刺激してみるがいい。その可愛い蕾の奥でな。」
趙雲は息も絶え絶えに。
「あうっ…孟起が凄すぎて…今宵はもう…」

馬超は趙雲の言葉に満足したのか、唇に優しく口づけしてくれた。
「満足したのなら、良かった。後始末は俺がするから…」
「ええ…凄く良かったです。孟起。」

趙雲は甘えるように馬超にしがみつく。
優しく馬超が抱き返してくれて…

自分の声は船頭達に筒抜けで…恥ずかしかったが今宵は馬超をこの船に招待して良かった。
馬超は満足したようで。

幸せを感じながら趙雲は馬超の腕の中、眠りにつくのであった。

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