伏犠×左近 お話

□温泉で
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愛しの左近と想いが叶って身体を繋げる事が出来た伏犠。自分より前に馬を走らせるその背を見つめながらも機嫌が良かった。

鮮やかに蘇る先程の左近との行為。
左近は色気があって肌も引き締まって弾力があり、触り心地も最高で。何より身体の奥が熱くその締め付けも気持ちよく…

「今夜辺りにも次を望みたいものじゃのう…」

馬を走らせながらボソリと呟いて見る。

先に馬を走らせる左近が馬の速度を緩めて。
伏犠と馬を並べながら。

「何か言いましたかね?伏犠さん。」
「今宵はどこに泊まろうかと思ってのう。」
「今宵の宿の心配ですかい。あの山の中腹に温泉宿があるらしいですぜ。そこで疲れを取るつもりでいるんですがね。」
「おおっ。温泉宿とは。賛成じゃ。勿論、部屋は一つじゃろう?」
左近はちらりと伏犠を見つめて。

「駄目ですよ。今夜は。」
「いいじゃろう?わしは最後にしたくない。」
「さっきやったばかりじゃないですか…部屋は別々…今宵は仙人さんは大人しく寝て下さいよ。」

肩を落とす伏犠に左近はため息をつきながら。
「傷が治ったら、相手してあげますから…」
「何だ。左近…痛むのか?さっき傷つけた所が…」
「伏犠さんが乱暴にするから…」

そう言うと左近は先に馬を走らせてしまう。
伏犠は左近に悪いなと思いつつも…

「傷が痛まなければOKって事じゃな。それならば…」

今宵のめくるめく夜を想像しながら伏犠は機嫌良く左近の後ろに馬を走らせるのであった。

山の中腹にひっそりとある宿に着くと左近の要望で伏犠と別々に部屋を取り、隣の部屋の伏犠は左近の事が気になって仕方なく。
こっそりと2階の外の窓から回って左近の部屋の中を窓から覗き込めば、左近は鎧を脱いで宿の浴衣に着替えている最中で。窓の外から覗く伏犠を見付けると、帯を結び、ニヤリと笑いながら近づいて、窓を開ける。

「ここは2階だ。落ちますぜ。」
「お主の事が気になって仕方がない。」
「仕方の無い仙人さんだ。どうです。一緒に湯に行きませんか?」
「おおっ。わしも共に行っていいのか?」
「ただし…お触りは無しですぜ…」
左近は身を翻し、ちらりと伏犠を見ると部屋を出て行ってしまう。
伏犠は左近の部屋に飛び込んで、慌てて後を追って。

露天風呂は岩風呂で。それなりに広く、周りは紅葉に囲まれており夕日に照らされて。素っ裸になった左近が身体を流し、湯に向かって歩く姿を、同じく裸になった伏犠はその引き締まった左近の身体、特に尻の辺りを舐めるように眺め。
左近が振り向いて。
「そんなに見られると恥ずかしいですよ。」
「先程は素っ裸でわしを誘ったじゃろうに。」

左近は湯に身体を沈め、伏犠の方に身体を向ける。
伏犠も身体を流してから、岩風呂に入り左近の傍で湯に身を沈めれば、左近は伏犠に向かって。

「真剣だったんですよ。俺なりに…伏犠さんがこのまま俺と別れるようなら諦めよう…そう思っていたんです。伏犠さんが俺に対しておなごを見るような目で見ている事は知っていましたがね…俺自身、どうしたらいいか解らなかった…」
「だが、わしが追いかけてきた。」
「だから誘ったんです。誘って身体を重ねて…どうしたらいいか解るかもしれない。」
「で、どうだった?わしと身体を繋いでどう思ったのじゃ?」

左近は伏犠に顔を近づけて口づけをして…
唇を離して呟いた。

「傍に居たい…って思ったんですよ。」

「うぉおおっ〜左近っ。」
伏犠は左近を強く抱き締める。
「痛いですよっ。伏犠さんっ。」
「すまんっ…つい力が入りすぎた。」

左近は伏犠の身体を押しのけると逃れるように、岩風呂の奥に身体を進めれば、伏犠は後を追いかけて。
岩風呂の隅に左近を追いつめる伏犠。

左近の濡れた逞しい身体…筋肉のついた胸につく飾りも、無駄な肉のない引き締まった腹も…濃い茂みに彩られた一物も、何もかも美味そうで、伏犠の喉がゴクリと鳴る。

このまま左近を再び犯してしまいたい。

左近は視線を逸らして。
「痛むんですよ…伏犠さん…」
伏犠は左近に近づきその腰を抱き寄せて。
「大丈夫じゃ。わしは仙人…まずは治療をしてやろうかのう。」

左近の顔の前で人差し指を見せ、その指が青く光り出す。
「わしの気を送り込んでやろう。傷は良くなるはずじゃ。だが、再び傷つけぬ保証はないがのう。さぁ左近…わしに尻を向けてくれぬか?」
「恥ずかしいです…」
「もう、わしは止まらぬ。」

左近の胸を右手で鷲掴みにし、モミモミと強く揉む伏犠。
尻にも手を回し、強くその尻肉を揉み込めば、左近はあまりの力に痛むのか眉を寄せて。
「ハァハァ…もっと優しくして下さいませんね…」
「左近…お主が欲しいっ…」

露天風呂の縁に左近の身体を押し倒す。左近の両足を持ち上げて押し広げ奥まった蕾をさらけ出せば左近は顔を赤くして。その一物は感じているのか、震えて勃ち上がり始めており。
伏犠は左近の蕾に遠慮無く人差し指をツプリと差し込む。左近は傷が刺激されて痛むのか呻いて。

「あああっ…痛いですっ…」
「待っているがいい。わしの気を送り込んでやろう。」
伏犠が念じれば人差し指から気が発せられ、痛みから息を荒げていた左近だったが、それが徐々に熱い吐息に代わり。
伏犠が左近に向かって尋ねる。
「どうじゃ?気持ちがいいかのう?」
「中が熱くて…何だか…変ですよ…」
グチュグチュと指で左近の中を掻き混ぜてやる。先程の川辺で擦って左近が反応した辺りの膨らみを再び強く指先で擦ってやれば左近はビクビクと身を震わせて。
「そんなに刺激しないで下さいよっ…感じちまいますっ…んっ…ああっ…」

指を引き抜くと、すっかりと勃ち上がった左近の一物。今にもイきそうに先からは蜜を滲ませており。
左近は伏犠に両手を差し出して。

「ハァハァ…ああ…伏犠さんが欲しい…来てくれませんか…」

伏犠は身を屈めると左近に覆い被さり、左近はその背を引き寄せ抱き締めて。
舌を左近の唇に差し込み、貪るような口づけをすれば左近も熱くそれに答える。
身を起こして伏犠は興奮して逞しく勃ち上がった一物を左近の蕾に押し当てると、
「たっぷりと楽しませて貰うぞ。」
と宣言をし、ゆっくりと自らの一物を左近の蕾に沈めていった。

熱くヤワヤワと左近の内壁は伏犠の一物を締め付けてくる。
左近は息を荒げながら。
「ああ…変です…身体が熱い…伏犠さんっ…変な気を送り込んだでしょ…」
腰を引きズチュっと左近の奥を一物で深く貫いてやれば、左近はああっと更に甘い喘ぎ声を上げ。
「こういう事は楽しまないとのう…」

ズチュっグチュっと腰を動かし、一物で左近の中を強く擦り続けてやる。
左近は擦られる度に腰を揺らし、今にもイきそうに一物を震わせながら。
「あうっ…ああっ…伏犠さんっ…伏犠さんっ…」
「左近の中は気持ちがいいのう…」
「ううっ…ああっ…俺も気持ちがいいですっ…」

伏犠は動きを止めると左近の胸を鷲掴みにする。触り心地の良い筋肉のある胸についた乳首を両手で揉み込み堪能し。
いきなり左近を強く抱き締める。その勢いで中の一物がグチュっと動いて左近はううっとうめき声を上げ。逞しい左近の背に手を這わせ、その引き締まって触り心地のいい肌触りを堪能する。
尻の肉を両手で鷲掴みにし、ぐぐっと尻肉を押し開き、腰を引き、ズチュっと深々と左近を貫けば左近は悲鳴を上げて。

伏犠は激しく腰を動かし、左近の奥をこれでもかと言う位に貫く勢いで一物を動かし続ける。
「左近っ左近っーーー。好きじゃっ。」
「ああっつ…ひぃっ…俺も好きですっ…ああっ…いやっ…」
「壊しても又、治してやるっ…だからわしをもっと奥まで受け入れてくれっ。左近っー。」
「ハァハァ…おかしくなるっ…んっ…もうイっちまうっ…」

身を震わせると左近は蜜を伏犠の腹に向かってまき散らす。
きゅぅっと左近の内壁が淫らに伏犠の一物を締め付けてきたので、耐えきれず伏犠はズンと勢いをつけ深々と左近を貫くと、熱い蜜をその再奥へ強か注ぎ込んでいた。

ぐったりとする左近の身体を抱き上げて、二人は再び露天風呂の湯に身を沈める。
左近は伏犠の身体に身を預け瞼を瞑って。
左近を抱き締める伏犠は、すっきりと心地よい余韻に浸っていた。

「大丈夫かのう?左近…」
左近は瞼を開けて。
「ええ…大丈夫ですよ…」
「わしと契るのは嫌か?」
左近は首を振って。
「度々は勘弁願いたいものですよ…左近も歳なんで…」

そう言うと左近は伏犠から身を離して立ち上がる。
「湯あたりしちまったようだ。もう上がりますよ。」
「左近っーーー。」

左近は振り向くと伏犠に向かって。
「今宵は一緒の部屋で寝ましょうかね…伏犠さんが今宵はもう手を出してこないと約束してくれれば…」
「おおっ。嬉しいぞ。左近。では一つの布団で寝ようかのう。」
「布団は別に願いますよ。それじゃ行きましょうか。」


伏犠は思った。何度でも欲しい。愛しい左近の身体にもっともっと溺れたい。

「わしはもっと左近が欲しい。もっと左近に溺れたいー。」

叫ぶ伏犠に左近が歩を止めて振り向いて。
「日を改めて…溺れさせてあげますよ。ここは美味い鯉が捕れるそうです。鯉を魚に酒でも飲みながら、今宵は話でもしましょうよ。」
そう言うと、左近は伏犠に向かって微笑んで。
「ねぇ?伏犠さん…」

「おう。解った。今宵は左近と話でもして寝ようかのう。」

伏犠は先に歩き出す左近の後を追いかけた。
時はまだまだある。今日が駄目でも明日だって…

日を改めて左近に溺れさせて貰おう。
腰が抜けるまで可愛がってやろう。

いや、左近と共に居られるなら、どんな事だって楽しいに違いない。
今までだって楽しかったのだから。

伏犠は機嫌良く左近の後を追いかけて、風呂を出るのであった。

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