駄文入れ

□遊び人左近シリーズ4
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左近はとある日の夜、三成の部屋、佐和山の社長室に呼ばれた。
「殿…何か用ですかね。まだ仕事が残っているんで片づけちまいたいんですが。」
オフィスビルの上階から見る煌びやかな夜景はなんとも言えず綺麗で。
三成はスーツ姿で、机の上で両手を組んでじっと左近を見つめながら。

「幸村が趙雲という男と寝たそうだな。」

左近は何食わぬ風で。
「ええ。寝ましたよ。お気に召しませんでしたかね。」
三成は機嫌悪そうに椅子から立ち上がると。
「お前、俺が幸村に想いを寄せているのを知っているであろう。それをっ。」
「趙雲さんは俺が蜀漢から連れて来た男だ。かといって二人の恋愛をどうこう言える立場じゃないですよ。」
「ふん。調べはついてるぞ。趙雲はお前に夢中だと言うではないか。しっかりとお前が繋ぎ止めておけば、こういう事にならなかったのではないのか?」

左近はちらりと三成を見つめ、長い髪を指先で掻き上げながら。
「俺は誰とでも寝る男ですよ?ねぇ…殿…この佐和山の為なら、殿の為なら誰とでも…趙雲さん一人を監視している訳には行かないんです。」
「俺はお前に身体まで使って、俺の為に働けとは言ってはいない。左近が好きにやっている事だ。」

吐き捨てるように三成は言うと、左近に近づきその顎に手をかけて。
「命令だ。幸村を連れて来い。薬でも使って抵抗できぬようにしてな。」
左近は三成の手を払って。
「お断りします。幸村は俺の大切な部下だ。それを騙して殿の下へ連れてくるだなんて、出来ませんよ。」

「抱いてやろう。」
「殿…」
「久しぶりに左近…お前を味わいたい。だから幸村を連れて来い。」

待ちこがれていた言葉だった。
どんな男に抱かれていても、どんな男を抱いていても左近に取っての一番は三成であって。
三成の物を身体の奥に感じたい。
左近の身体の奥が疼く。

「それでも…出来ませんっ…幸村は趙雲さんを想っている。傷つきますぜ。そして苦しむ。いかに殿の頼みとはいえ出来ませんよ。」

「なら、仕方がないな。」

三成が呟いた途端、後ろから口に布を押しつけられた。
いつの間にか背後から人に忍び寄られていたのだ。
左近は気が遠くなるのを感じながら、床に崩れ落ちた。


次に気がついた時は床に俯せにされ、後ろ手に両手首を縛られていて。
やけに寒いと思ったら一糸まとわぬ姿にされていた。

三成が左近を冷たい視線で見下ろしている。
そしてもう一人、体躯のいい三成のボディーガードのスキンヘッドの男が傍に控えていて。
「仕置きだ。左近。」
「言うことを聞かなかったからですかい?」
「お前は俺に服従していればいい。」

左近がふと視線を先に向けてみれば、場所は社長室ではないようで。
床に素っ裸にされて手首と足首を右と左で足を開くように縛られた真田幸村が寝かされていた。意識は無いようで左近は思わず叫ぶ。

「幸村っーー。殿っ。アンタなんて事したんですっ。」
「お前が連れてきてくれなかったんでな。お前の目の前で幸村を犯してやる。仕置きと言ったな。」
三成が合図すると、ボディーガードの男が左近の背後に回り込んで、無造作に左近の尻を押し開き、無骨で太い指を蕾に押し入れてきた。
乱暴に二本の指を左近の中で掻き回す。

「うっ…あうっ…殿っ…」
「可愛がって貰うがいい。大切な部下が犯されるのを見ながら、その男の太いマラでな。」

三成は幸村の上にのしかかりその頬を軽く叩いて。
「起きろ。幸村。」
幸村は意識を取り戻したようで、瞼を開いて。
「ああ…三成殿…私は…」
「気が付いたか。」

「ああっ…な、何ですっ…何でこんな裸でっ…」
幸村は真っ赤になって、身もだえする。
素っ裸で恥ずかしい所をさらけ出された格好で縛られているのだ。
三成はツツツと指先で幸村の一物をなぞり、撫で上げながら。

「お前を今宵、俺の物にする。」
「な、何でっ…私と三成殿は友では無かったのですか?」
「お前は俺の想いに気づいていなかったのか?欲しい欲しいと思っていた。趙雲という奴に先を越されてしまったがな。」
「止めて下さいっ…私は趙雲殿が…」

その時、左近のくぐもった悲鳴が聞こえた。
幸村が首だけ動かして視線を向ければ、左近が体躯の逞しい男に縛られて背後から犯されている。
「左近殿っ…」
「幸村…ハァっ…あああっ…」

幸村は三成を睨み付けて。
「何て事をするのです。左近殿は三成殿の事を愛しているのです。それなのに。」
「俺が好きなのは、お前だ。幸村。」
「酷いっ。酷すぎます。止めさせて下さいっ…あれでは左近殿がっ。」

三成の手が幸村の一物を掴み、強く竿の部分を擦り始めた。
「ああっ…嫌ですっ…ぐっ…ああっ…」
嫌だ嫌だと思っても上がっていく熱は止められなくて。

それと同時に幸村の蕾にも指が二本、突っ込まれて乱暴に中を三成は掻き混ぜて。

「あうっ…ああっ…三成殿っ…痛いっ…」
ズリュっと指が幸村の前立腺の辺りを強く擦り上げる。
「ひぅっ…ああっ…あああっ…そこは嫌ですっ…」

三成はニヤリと笑うと、何度もそこを指先で擦り上げ、幸村はあまりの快感に涙を流しながら。
「ああうっ…イくっ…もうっ…ひぃっ…」

ビクビクと熱い精を吐き出す幸村。

三成は満足げに。
「気持ちが良いであろう。だが俺のマラに擦られればそれ所では無いぞ。快楽を教えてやる。」

ズズズと幸村の中に三成の一物が入ってくる。
「くっ…あああっ…熱いっ…」
「さぁ幸村…じっくりと教えてやろう。」

ズチュっグチュっと三成が動き出す。
中を強く擦り上げられ、奥を何度もこじ開けられるその感触。
三成は角度を変えてくると、的確に前立腺も突いてくる。

たまらなかった。
痛みと共にどうしよもない快感に幸村の一物は再び硬く勃ち上がって。

「ああっ…はうっ…ああっ…」
「気持ちがいいか。可愛い声で鳴く。」

快楽で霞む頭で幸村はふと左近の方を見た。

いつの間に手首の縄を解いたであろうか。男の上に後ろ向きに膝の上に乗り、その太い首筋に舌を這わせながら、淫らに腰を動かして…深々と男の一物をくわえこみ交わりを楽しんでいるようで。

「気持ちがいいですよ…ハァっ…ああっ…アンタのマラ…もっともっと俺を虐めて下さいよ。」
男の無骨な手が左近の乳首をまさぐる。
乳首を摘まれて左近は自らの一物から先走りの蜜を滴らせながら。
「あうっ…気持ちがいい…もっともっと触って…」


「うっ…さすがですっ…左近殿っ…」
三成に貫かれながら、かろうじて声をかける幸村。
それに気が付いたのか左近は幸村に。
「ハァハァ…こういう状況は楽しまなければ、辛いでしょ…幸村…」
「ああっ…左近殿…」

ズチュっと深々と三成に貫かれ悲鳴を上げる幸村。
熱い精をしたたか、その再奥に注ぎ込まれ、その熱さを感じながら、自らも精を強か吐き出して。

縄を解かれ今度は背後から三成に犯された。
「あうっ…ああっ…ハァ…」
ただただ身体の奥に感じるその快感に幸村は再び一物を勃たたせ、先走りの精を滴らせて。
三成が熱に浮かされたように。
「いい身体をしている幸村。」
「ああっ…気持ちがいいですっ…」
「もっともっと抱いてやろう。」

更に激しく腰を叩き付け、幸村を犯す三成。
「ひうっ…奥がっ…激しいっ…」
「狂うがいい。俺のマラで…幸村っ…」
「又、イくっ…ああっ…」


ポタポタと床に精をまき散らす幸村。
それでも三成の攻めは終わらなかった。
再び三成の熱さを身体の奥に感じた時は、激しい快楽と共に、精を強か一物から吐き出して幸村はそのまま気を失ってしまったのであった。


再び気が付いた時は驚いた。
左近が自分の蕾に顔を寄せて、舌を使ってペロペロとなめているのだから。
三成が自分を見下ろしていて。
「今、左近に綺麗にさせている。」
左近は指を幸村の蕾に突っ込んでくると、放たれた精を掻き出して。
それを舌で舐め取っているようで。

幸村は叫んだ。
「止めて下さいっ。左近殿…」
「ハァハァ…綺麗にしたら俺を抱いてくれるって殿が言ってくれたんですよ…」
「お願いですから…」

左近の顔を押しのけて、幸村はふらふらと立ち上がると。
「帰ります…」
三成が幸村に近づいて。
「俺の想い解ってくれたか。気持ちよかったであろう。」

幸村は何とも言えぬ気持ちで、ベットの上に置いてあったガウンを羽織ると、そのまま部屋を出た。
泣きたかった…

何とも言えず悲しくて悲しくて…

あれだけの扱いを受けても左近は三成が好きなのだ。
趙雲に会いたかった。
こんな汚れた身でも、ひたすら趙雲に会って抱きつきたい。

幸村はタクシーを呼ぶと趙雲のマンションに向かった。


趙雲のマンションのインターフォンを押すと、趙雲が若草色の寝間着姿で顔を出した。
幸村は崩れ落ちるように座り込むと趙雲は慌てて抱き起こして。

「どうしたのだ?幸村殿。」
「趙雲殿っ…」

顔を見たら涙が零れて止まらなくて。

趙雲は幸村を部屋の中に招き入れると、そのままリビングの低いテーブルの前に座らせる。
「何か温かい物でも…」
そう言って温かいミルクをマグカップに入れて持ってきてくれた。

「何だ?誰か来たのか。」

奥から出てきたのは馬超だった。
幸村は馬超を睨み付ける。
馬超という男が現れて以来、前にも増して趙雲の所へ通っていた幸村である。
この男が近づかないように。
訪ねて来ても代わりに玄関に出て追い返して来たのだ。

睨み付ける幸村に馬超は。
「やっと邪魔者が居ないと思って子龍の所に泊まり込んだというのに、しつこいぞ。お前。」
「貴方に渡しません。趙雲殿も酷い。私が居ないときにこの男を引き込んで。」

「孟起がどうしてもというから…」
「好きですっ…嫌だっ…趙雲殿が好きだ…」

趙雲に抱きついて泣く幸村。
馬超は肩を竦めて。
「何かあったらしいな。ライバルとはいえ追い出さないから安心しろ。怪我してはいないか?手当ぐらいしてやるぞ。」
幸村は首を振って強く趙雲にしがみついて。

「だったら温かいミルクでも飲んで子龍と添い寝をして貰え。俺はソファで今夜は寝てやる。」
趙雲が馬超に。
「いいんですか?孟起…」
「お前の身体はさっきさんざん楽しんだしな。」

幸村は馬超に向かって叫ぶ。
「趙雲殿を楽しんだってっ…」
「怒るな。ほらイイ子だから…」

馬超は幸村をあやすように言うと、自分はソファに毛布を持って行って、ごろりと横になってしまった。
温かいミルクを飲んだ後に、ベットで趙雲に添い寝をしてもらう幸村。

趙雲に向かって熱く囁く。
「私も欲しい…趙雲殿が…馬超殿になんて渡したくないです。」
「こんなに疲れて…今夜は寝た方がいい。」
「それじゃ明日は抱いていいですか?」
「勿論。だから幸村殿…」


趙雲が額に口づけをしてくれた。
幸村は安堵したようにそのまま眠りにつくのであった。
趙雲の腕の温かさを感じながら…
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