古志城(三国編)

□古志城(三国編)1
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島左近と真田幸村という友を得て、趙雲は幸せだった。
兵の訓練をする時も二人も頼りになり。訓練が終わると共に夕食を取り酒を飲んで、帰って行く。
左近や幸村とする話は楽しかった。
二人は遠い国から来たらしく、聞く事聞く事全てが珍しかった。

「この国は広い。俺達の国は狭くてね。戦が多いのは同じですが。でも春は桜が咲くんですよ。」
左近の言葉に、酒を飲みながら趙雲は。
「桜…見た事がないし聞いた事がない…」
「ええ…この国に桜は無い。梅より華やかで綺麗ですぜ。」
趙雲はフゥと息を吐いて。
「梅の花を見ると切ない気持ちになる…何故なのだろうな。」
幸村が微笑んで。
「梅の花だけは覚えているんですね…」
「どういう事だ?左近殿も幸村殿も不思議な事ばかり言う。」

左近が立ち上がって。
「夜も更けた。そろそろ帰りますよ。」
幸村も同じく立ち上がり。
「又…明日…それでは失礼します。」

二人は帰って行く。
見送った後、趙雲はそろそろ寝ようと寝室に行き、夜着に着替えていると、バッと寝室の窓が開いて。

趙雲が窓の傍に近寄り窓を閉めようとすると、それは月の光を浴びながら立っていた。
今まで見たこともない化け物が。

「妖かしかっ。」
趙雲は槍を手に取ると、庭に飛び出る。
その化け物はニヤリと笑って。
「我は遠呂智…妃よ。お前に会いに来た。」
「妃…だと?」

遠呂智と名乗った化け物は稲妻を繰り出す。
趙雲は身体が痺れて槍を取り落としてしまった。

遠呂智がゆっくりと近づいて来る。
「記憶が無いのなら思い出させてやろう。我の身体で。覚悟するがよい。」
力強く腕を掴まれ寝室に連れ込まれる。
寝台に趙雲は身体を投げ出された。

「な、何をするっ…」
遠呂智は趙雲の夜着を脱がせてくる。下帯も破り捨てて。
両足を押し広げられれば、一物やその奥の蕾まで全て遠呂智の目の前にさらけ出されて。
何をされるのか趙雲は解らなかった。
恐怖のみ感じて逃れようと必死に暴れる。

遠呂智がのしかかってくる。
蕾に何か押し当てられた時、趙雲はされる事を察して悲鳴を上げた。

「や、やめてくれっーーー。」

遠呂智は感情を感じさせない瞳で趙雲を見つめると、ゆっくりと体重をかけてきた。
メリメリメリ。
何かが趙雲の蕾を引き裂いて押し入ってくる。

「ひぃっ…ひうっ…痛いっ…」
それは熱く脈打っていて、太く硬く趙雲の蕾を引き裂いて奥へ奥へと入ってくる。
趙雲は化け物に犯されているのだと、感じると恐怖が再び襲ってきて。

「嫌っ…嫌だっ…ひうっ…奥にっ…」
涙が流れる。
両足を押さえ込み、遠呂智はズズズと趙雲の蕾の再奥まで貫いてきた。
「痛いっ…痛いから…ううっ…助けて…助け…ああ…左近殿っ…幸村殿…た、助けて…」

趙雲はあまりの恐怖と痛みに泣きじゃくって。
遠呂智は無言で腰を動かし、趙雲の蕾の中を擦り始める。

ズチュっグチュっと卑猥な音を響かせながら。
動くと更に痛みが増して。
趙雲は悲鳴を上げた。
「動かないでっ…ひぃっ…ひあっ…ああっ…あうっ…」
「久しぶりに味わう…お前の中は良い物だ。」
遠呂智の言葉に趙雲は身を震わせながら。
「し、知らないっ…私はっ…」
「思い出せぬだけだ。こうして繋がれば思い出しもしよう。」
「ひぃっ…痛いっ…」

遠呂智は趙雲の身体を引き起こすと自分の上に正面向きに座らせる。
深々と遠呂智の一物が趙雲の再奥を貫いて。
「ひあっっっっっーーーー。いやっ。ぬ、抜いてっ…」
遠呂智の膝の上で震える趙雲。
遠呂智は趙雲の腰を掴むと、激しく上下し動かし始める。
「ひうっ…ひあっ…あっ…あああっ…」
その時、趙雲は自らの一物の先に痛みを感じた。何かが尿道に入ってくる。
「嫌だっ…な、何っ…入ってくるっ…あっ…」
その何かが激しく尿道を擦り始めた。
一物に感じる痛み、身体の奥に感じる痛みに趙雲は気が狂いそうだった。
「許してっ…ハァっ…あうっ…痛いっ…許してお願いだから…あああああっーーー。」

とてもじゃないがイく所で無くて。
ふいに遠呂智が動きを止めると、深々と趙雲を貫いてくる。
「ひあっっっーーー。痛いっ…」
熱い物を身体の奥に感じて。それはビクビクと身体の奥で脈打ちながら熱い物を吐き出しているようで。
趙雲は腹や蕾が熱くなるのに悲鳴を上げ続け。
「やぁっ…いやだっ…熱いっ…ひぃっ…ひぃっ…」

そのまま遠呂智の膝の上で気が遠くなってしまった。
気がついてみれば、遠呂智が趙雲の乳首を指先で嬲っているその快楽と、ゆっくりと趙雲の中で動くその痛みからで。
仰向けの状態で趙雲は遠呂智に犯し続けられていた。

「ハァっ…ああっ…痛いっ…もうっ許して…」
「まだだ…」

再び尿道も何かで強く擦り始められて。
「ひぃっ…又っ…もうっ…痛いから…もうっ…」

あまりの痛みに意識が朦朧としてくる。
その時、遠呂智が趙雲の首筋にフゥっと息を吹きかけた。
ビクビクビクっ。痛みしか感じなかった趙雲の身体が刺激を受けたように、快楽を訴えはじめる。
奥を抉られ続ける蕾が更に熱くなり、尿道を擦られる痛みすら快楽を感じ、趙雲は甘い喘ぎ声を上げ始めた。
「ひぁっ…あっ…き、気持ちいい…あうっ…ああああっ…」
「素直な身体だ。」
「んっ…あっ…登っていくっっ…の、登って…あうっ…ああっ…あああっ…」
趙雲の一物は勃ち上がり、今にもイきそうに震えていて。

「ああああっ…もう少し、ハァハァっ…ああっ…イきたいっ…」
「ならばイくがいい。」

ズチュっ。深々と再奥を遠呂智の太い一物で抉られて。
趙雲は身をビクビク震わせて一物から精を吐き出す。
休む暇も無く、遠呂智は再び腰を動かし、何かで尿道を擦り上げてくるものだから、趙雲は泣きながら喘ぎ始め。

「もうっ…苦しいから許して…あうっ…ああっ…身体がっ…」
趙雲は腰を振っていた。
身体が快楽を求めて登って行く。
遠呂智が右乳首を強く抓り上げてくる。鋭い快感が突き抜けて。
「ひぃうっ…ああっ…あああっ…もっともっと弄ってっ…」

グリグリと乳首を指先で弄られてそれだけで、再び趙雲は精を吐き出して。
何度、精を吐き出しただろうか。何度精を受け入れただろうか。
朝方まで遠呂智に犯され続けた趙雲。

すっかり疲れ果てて気を失って…
再び気がついたのは、人の話声からだった。

「薬をつけよう…掻き出す必要はない。魔物の精は下さないですから…」
「解ってます。私だって何度、魔物の精を受けた事か…」
「そうだったな…」

瞳を開けてみれば、島左近と真田幸村が自分を見下ろしていた。
素っ裸で両足を拡げたまま、何も纏っていない自分の姿。
声を出そうにも喉が痛くて声が出ない。
身体を動かそうにも動かせなくて。

左近が優しく話しかけてくる。
「薬をつけますから…」
幸村も。
「趙雲殿…何も力になれなくて…申し訳ない。」

「な、仲間なのか…あの化け物の…」
やっとの想いで声を振り絞って問いかける。
二人は答えなかった。

「で、出て行けっ…ここから出て行ってくれっ…」

頭がおかしくなりそうだった。
信頼していた二人が化け物の仲間だったなんて。

幸村がぎゅっと強く抱き締めて来て。
「申し訳ありません。本当に申し訳…私は趙雲殿の事を大切な友だと思っております。今も…昔も…でもどうしよもない事だって…」
幸村も涙を流す。

趙雲はただただ幸村に抱き締められて、同じく涙を流し続けた。

これから先、どうなるのであろう。
大きな不安を感じながら、今は泣く幸村に抱き締められながら泣くしかない趙雲であった。

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