幸村×趙雲 お話

□赤い月7
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日もとっぷりと暮れて辺りが暗くなった頃、浴衣姿で宿の部屋で眠っていた趙雲は目を覚ました。
昼間、幸村と川辺で交わったその疲れが出て、眠ってしまったのか…
身を起こせば、幸村が赤の鎧姿のまま自分を見つめていて。
「目が覚めましたか?」
「幸村殿…」
「良く寝ておられましたね。御飯。お握りにして貰いました。夕食の時間が過ぎてしまったので。」
「ああ…すまぬ。三成殿と左近殿と夕食を共にする約束を…」
「気にすることはありませんよ。あの二人も用があったようです。さぁ…食べて下さい。」

幸村が握り飯を持ってきて、笹に包まれたその飯を趙雲に手渡すと趙雲は受け取って、一口食べ。
「美味い…それにしても、幸村殿。着替えたらどうだ?そのような格好で。」
幸村は鎧姿の自分を見つめ。
「趙雲殿を守る為に…何かあったら困りますので。浴衣では戦えぬでしょう。」
「幸村殿…私は嬉しい。」
「当然です。さぁ趙雲殿。握り飯を食べて下さい。」

趙雲が握り飯を食べていると、幸村が竹筒を持ってきて水を渡し。
水を飲んで握り飯を食べ腹を満たせば、幸村が趙雲に向かって。
「湯に入りに行きませんか?せっかく湯治に来たのです。趙雲殿の身が大丈夫なら。」
「そうだな。湯に入りに行こうか。」

二人は滝の脇にある露天風呂に入りに出かけた。
さすがの幸村も浴衣に着替えざる得なくって。鎧姿で行く訳にはいかない。
共に湯に入りたかったから。

人が丁度居らず、二人は着替え場で浴衣と下帯を取ると、素っ裸になり布で腰を隠して松明が照らされている露天風呂へと入っていった。
湯で身体を流してから、温泉に入れば外は今は真っ暗でぼんやりとしか見えないが昼なら川辺が見えるであろう。滝が流れている音が聞こえて。
幸村がはしゃぎながら、縁に近づき川辺を見下ろして。
「今は何も見えませんが昼間なら良い景色が楽しめそうです。明日の朝、入りに来ましょう。」
趙雲も縁に近寄って下を見下ろし。
「滝の音が近くに聞こえる。何て気持ちのいいのだろう。ありがとう。幸村殿。ここに連れてきてくれて。」
礼を言う趙雲の手を握り締めて。
「趙雲殿が喜んでくれて嬉しいです。そ、それにしても…なんて綺麗なんでしょう。」
「え?」

幸村は趙雲の身体を見つめた。
松明に照らされて湯に上気する白い肌。湯が澄んでいるので下に視線を移せば幸村が愛してやまない赤い乳首や揺らめく茂み…そして…
趙雲は顔を赤くさせて。
「どこを見ているのだ。私は恥ずかしい…」
「もっと良く見せてくれませんか?そうだ。ほら、階段を下りればもっと滝に近寄れます。あそこの小さな露天風呂に入りましょう。」
幸村が指さした先は、階段がついていてちょっと下に下れば木々に囲まれた滝により近い小さな露天風呂で。
趙雲は頷くと立ち上がり、幸村と共に下の露天風呂へと移動する。
幸村は下に着くと趙雲を抱き締めて。
「ここなら誰にも見られないです。趙雲殿…我慢できない。」
「ゆ、幸村殿…」

露天風呂の脇の濡れた床に趙雲を押し倒す。
思いっきりその両足を押し広げて趙雲の全てをさらけ出せば、幸村はゴクリと喉を鳴らして。
「すごく綺麗です。趙雲殿…ああ、この綺麗な身体、全てが私の物なのですね。」
「恥ずかしいから…こんな所でこんな格好…幸村殿とて私以上に綺麗だと思うが…」
「私は肌の色が白くはありませぬ。ああ…なんて理想的な…綺麗な…」
そう言うと幸村は興奮したように趙雲の蕾に自らの一物を押し当ててきた。
趙雲は赤くなりながら慌てて。
「ああ…又、慣らさずに入れようとする…」
そう言うと身を起こして逆に幸村を床に押し倒す。
驚いたのは幸村である。
「ちょ、趙雲殿???」
「大丈夫…私が幸村殿を気持ちよくしてあげるから…」
しっかりと勃ち上がった幸村の一物に舌を絡めて趙雲は奉仕し始める。
ぺちゃぺちゃぺちゃと美味そうにその先走りの蜜を舐めて。
幸村の方が真っ赤になりながら。
「すぐに出てしまいますっ。ああっ…ああっ…趙雲殿っ…そんなに刺激しないでっ。」
ビクビクビクっ…
幸村が勢いよく吐き出せば、趙雲の顔に熱い蜜がひっかかって濡らし。
趙雲はその蜜を指で拭き取って目を細めて舐めながら。
「熱い…幸村殿の物はなんて熱いのだろう…」
その様子を見つめ幸村は更に真っ赤な顔をして。
「私は…恥ずかしいですっ…」
「恥ずかしがる事はないだろうに…」
そう言いながら趙雲は四つんばいになり指を自らの蕾に這わせて、ズブリと入れ拡げるように中で掻き混ぜて慣らし始める。
再び幸村の一物を掴み舌で舐めて刺激をし始めて。
幸村は首を振り。
「私は赤い月なのです。趙雲殿を娶ったのだ。真田幸村、男の意地をかけても…主導権は私が握る。」
そう言うと再び趙雲を床に仰向けに押し倒せば趙雲の指は外れ、驚いたように趙雲は幸村を見つめて。
幸村はその唇に唇を近づけ、舌を絡めて貪るような口づけをすれば趙雲も舌を絡めて必死に答えて。互いの唾液をさんざん貪ると、息を荒げながら唇を離し、幸村は趙雲の白い首筋にかぶりつくと、ちゅぅっと音をさせ激しく吸い上げる。
赤い跡をくっきりと残すと今度は右乳首にかぶりつけば趙雲が眉を寄せ。
「っ…頼むから…ハァハァっ…」
「ああ…痛むのですね。さっきの傷が…優しくしますから。」
幸村が優しく趙雲の右乳首を舐めながら、左乳首を指先でくりくりと弄ればさっきから勃ち上がり始めていた趙雲の一物は更に興奮したように勃ち上がり。
幸村はその一物に手を伸ばすとゆっくりと根本から先端まで擦りあげてやる。
趙雲は耐えきれなくなったように自ら足を開いて。
「後ろに欲しい…もう…耐えられない。」
「私も…我慢できません。挿れさせて貰います。」
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